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今年4年ぶりに復活し、高いコア視聴率を記録するなど好評のまま幕を閉じた『27時間テレビ』(フジテレビ系)。しかし、いっぽうでその中で行われた“ある企画”に波紋が広がり続けている。

 

問題となっているのは、「100キロサバイバルマラソン」。「100kmの道のりを、必要以上に休憩時間を取らずに走った場合、いったいいつゴールできるのか?」を検証するというこの企画に、アスリートや人気お笑い芸人など計18名が参加。番組初日である7月22日の19時ごろからスタートし、6名が翌23日の午前11時30分前後に完走した。

 

6名のうち、4番目にゴールしたのはタレントの井上咲楽(23)。女性では1位という快挙を成し遂げた井上だが、ゴール時にフラフラと数歩進んだあと、黒いマットまで辿り着いた途端に膝から崩れ落ち、うずくまるような体勢に。

 

さらに苦しそうな状況から、周囲の邪魔にならないようにと配慮してか、何度も体を起こして四つん這いで移動しようとしていた。その様子をカメラが追っていたものの、背後に映る人影は拍手や声援をかけるばかりで、井上を助けようとする様子はなかった。

 

そんな中、画面外から真っ先に駆け寄り、氷のうを渡して介助したのが東京ホテイソンのたける(28)。甲斐甲斐しく井上を介抱する姿に、ネット上では賞賛の声が相次いだ。たける本人はこれに対して24日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画で「スタッフさんに氷のうを持って行ってほしいって言われて、で、渡しただけであって」と、番組スタッフの指示であったことを明かしている。

 

とはいえ、炎天下の中での長距離マラソンという危険な企画にも関わらず、真っ先に駆け寄ったのが番組スタッフではなく、タレントであったことに、ネット上では制作側であるフジテレビへの批判が続出していた。

 

《出演者は素敵だけど、番組側の スタッフが井上咲楽ちゃんに かけよりもしなかったことは 問題視しなきゃいけないと思う》
《走り終わって倒れ込んでる井上咲楽にスタッフ誰も駆け寄らなくてびっくりしたわ》
《井上咲楽さんがゴールした時にスタッフさん誰も来なくて、しばらく苦しんでる姿映し出されて。フジテレビの対応にガッカリしましたわ~。めっちゃ引くわ~…》

 

そこで本誌は、フジテレビに問題視されている井上のゴール時点でのスタッフ体制や安全対策について問い合わせた。まず、「スタッフが介抱しなかった」という点についてこう回答した。

 

「生放送のカット割りで、放送には乗りませんでしたが、井上咲楽さんがゴールされ近くにいた共演者が介抱した直後に、番組スタッフも倒れている井上さんに駆け寄り介抱しております。

 

ただ、それまでに要した時間について、寄せられた視聴者の皆様のご意見を真摯に受け止めております」

 

続けて、安全対策の体制や出演者へのフォローについて疑問が続出していることへの見解については、

 

「当企画では、医師や看護師など医療関係者や専門のスタッフが待機するなど、安全対策にも一定の配慮をしておりましたが、今後も安全に留意しながら番組を制作してまいります」

 

と回答した。来年は出演者がより安心して出演できる番組になることを祈るばかりだ。

出典元:

WEB女性自身

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