「香川さんは『この年でやっとつかんだ幸せだよ』と話しているそうです。『八月納涼歌舞伎』の楽屋では、出演者からさんざんからかわれています」(歌舞伎関係者)
昨年再婚し、子供が誕生していたことを8月7日に発表した香川照之(57)。お相手のAさんは“元女優”なのだという。
「彼女は石原さとみや綾瀬はるかを輩出した『ホリプロスカウトキャラバン』の’13年ファイナリストです。女優として映画やミュージックビデオに出演したこともありましたが、鳴かず飛ばずでした。
芸能活動に区切りをつけ、トヨタ自動車の関連会社で働いていたところ、同社のCMに出演していた香川と出会い、交際が始まったたといわれています」(芸能記者)
香川の性加害騒動、市川猿之助(47)の逮捕と不祥事が続いていた澤瀉屋にあって、久々に明るい話題となったが……。
「おめでたい話題とはいえなかなか発表するわけにもいかず、結婚は関係者の間でも極秘でした。
発表後は祝福の声が上がる一方、31歳下という年の差婚のためか、『微妙だね』と語る役者もいます」(前出・歌舞伎関係者)
気になるのは前妻との間に生まれた長男の市川團子(19)だが、冷静な反応を見せているという。
「『父には父の人生があるから』と突き放した言い方をしているそうです。彼も俳優として正念場を迎えていますから、それどころではないのでしょう」(香川の知人)
梨園とは無縁の生活が長く続いていた香川の前妻は、夫が電撃的に歌舞伎界入りした後も、梨園のおかみになることを拒んでいたといわれる。その点、Aさんは対照的な姿勢を見せているようだ。
「再婚の条件が、おかみさんをやってくれることだったそうです」(前出・香川の知人)
おかみ修業を始めるAさん。香川は盟友である片岡愛之助(51)の妻でいまや“カリスマおかみ”と評される藤原紀香(52)を超えてほしいと望んでいるようだ。
「愛之助さんとの共演も多い香川さんは、すっかり梨園妻が板についた紀香さんのことをうらやましく思っていました。
Aさんの指南役は、市川右團次さんの妻・明子さんに頼んだそうです」(前出・香川の知人)
右團次(59)といえば、かつては先代の市川猿之助(83、現・猿翁)の弟子として澤瀉屋を引っ張る存在だったが、香川の歌舞伎界入りを機に離脱。理由は澤瀉屋内部での序列が下がったためともいわれており、香川とは確執がささやかれてきた。“宿敵”に土下座してでも教えを乞おうとしているのはなぜなのか。
「明子さんは控えめな性格でご贔屓筋のウケも良く、事務仕事もしっかりこなすと評判です。また息子の右近を名門私立校へ入学させています」(前出・香川の知人)
澤瀉屋の再建に向け、なりふりかまってはいられないようだ。