■2位に選ばれたのは、昨年も“出場”の謎多きシンガー
2位に選ばれたのはAdo。素顔を隠しているだけでなく、自身で楽曲を作らず、“歌い手”として歌に専念するという点でも音楽業界では新鮮な存在だ。
’20年のメジャーデビュー曲となった「うっせぇわ」が瞬く間に大ヒットを記録。今もフレーズが耳に残っているという人も多いのではないか。昨年の紅白では、映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」が、劇中のキャラクター・ウタによってパフォーマンスされているが、Adoとしての出場は初となる。
11月21日に発表された「第65回日本レコード大賞」では、9月にリリースされた「唱」が優秀作品賞を受賞。来年には世界ツアーも予定されており、今最も注目を集める女性シンガーといえるだろう。
《他のアーティストの方がどのような方なのかが分からないです…。adoさんの曲はよく耳にしますし、今年も大変ご活躍されたかと思います》
《実際、人気があり売れているから。》
《今年一番聞いている》
栄えある1位に選ばれたのは「新しい学校のリーダーズ」。MIZYU(24)、SUZUKA(21)、KANON(21)、RIN(22)からなるセーラー服を着た女性4人組のグループで、独特な歌とダンスが特徴だ。結成は’15年とすでに8年の芸歴を持ち、’21年には海外デビューを果たしている。当時からTikTokなどのSNSでは、個性的な振り付けのショート動画が話題になっていた。
次第に、キレキレのライブパフォーマンスが注目を集めるようになり、今年は、’20年にリリースした楽曲『オトナブルー』の踊りが『首振りダンス』として人気爆発。多くの若者が、ダンスを真似したほか、テレビ出演も急増。現在は海外ツアーの真っ最中だ。’23年の目新しさでいえば、新しい学校のリーダーズがAdoを上回るのも納得かもしれない。
《テレビでよく見たから》
《世界でも人気で、自分たちで歌とダンスを考えており、その歌唱力と独特なダンスが魅力的だから》
《世界的に有名でパフォーマンスが優れている》
《昭和歌謡の世界観を出していて歌も踊りも完成度が高いから》
《還暦過ぎの私でも、名前と首ダンスをすることを知っている》
今回のアンケートでは選択肢として「いない」を設けていたが、実は、最も多い票数を獲得したのはこの「納得できる人はいない」の選択だった。その理由としては、紅白歌合戦に興味がないというものが圧倒的多数を占めている。また、テレビを見ないので誰が人気なのかはわからないといった意見もみられた。
紅白自体に、執着がないという人が増加しているのが、昨今の一番のトレンドという事かーー。
【紅白歌合戦】初出場「納得度ランキング」納得できる編
1位:新しい学校のリーダーズ
2位:Ado
3位:Mrs. GREEN APPLE
4位:大泉洋
5位:伊藤蘭