故・ジャニー喜多川氏による性加害問題によって、ジャニーズの屋号が消え、マネジメント部門を担当する新会社「STARTO ENTERTAINMENT」が立ち上がるなど、かつてない激変の年となった旧ジャニーズ。
“辞めジャニ”にとっても追い風となっているようで、元KAT-TUNで’14年に旧ジャニーズ事務所を退所した赤西仁(39)は、12月17日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で、約10年ぶりの地上波バラエティ出演を果たした。また、元関ジャニ∞で、’19年に同事務所を退所した錦戸亮(39)も、来年2月から全国ツアーの開催が決まっており、歌手活動は順調そうだ。
そんななか、その動向が一部で不安視されているのが‘18年12月に旧ジャニーズ事務所を退所した元関ジャニ∞・渋谷すばる(42)だ。
「渋谷さんは入所した直後から歌唱力を高く評価されており、関ジャニ∞時代はメインボーカルを務めていました。その歌のうまさは当時からソロ活動も行うほど。退所の際にも『今後さらに自分の音楽というものを深く追求していきたい』と語っており、音楽の道を突き詰めるための決断だったようです」(芸能関係者)
渋谷は、’19年4月に自身のレーベル「World art」を立ち上げ、ワーナーミュージック・ジャパンよりデビューすることを発表。同年9月にソロとして初の楽曲を配信すると配信チャート1位を獲得し、退所後の滑り出しは非常に順調に見えたがーー。
「’22年6月に『文春オンライン』で、所属事務所の役割も果たしていたワーナーとの契約が同年3月いっぱいで終了していたと報じられました。その後、渋谷さんはレーベル『World Art』と同名の個人事務所を4月に立ち上げています」(前出・芸能関係者)
個人事務所の立ち上げ後も、定期的に楽曲をリリースし、ポップアップショップやライブなどのイベントを開催していた渋谷。テレビ出演などはなかったものの、アーティスト活動に尽力しているように見受けられた。
しかし、今年8月には自身のXで《深く辛い苦しい夜だ 胸が張り裂けそうってこういう事をいうのか 息苦しくて心臓が落ち着かない吐きそう 人は人を裏切る生き物で嘘をつく生き物なんだ》《二度と人を信じない 全宇宙の万物を信じない 本当の独立、本当の孤独を手に入れたんだ》などと投稿。不穏な内容に、ファンからは《大丈夫すばるくん》などと、心配する声が相次いでいた。
そして、さらなる“窮地”に陥っているようだ。渋谷をよく知る、ある音楽関係者は言う。
「実は渋谷さんの個人事務所はすでに廃業しているそうです」
実際に、個人事務所の会社登記を確認してみると、今年の3月31日に株主総会の決議により解散が決定。11月23日に清算が結了し、24日に閉鎖となっている。
「渋谷さんは最近になってInstagramのコメント欄を閉じたり、SNSのプロフィールの文章を削除したりしており、ファンからはまたしても渋谷さんのメンタルを心配する声が相次いでいます。
廃業やその理由について、渋谷さんから現時点でアナウンスはありません。今回の事務所廃業が、次のステップに向かうための前向きなものであることを祈るばかりです」(前出・音楽関係者)
事務所の廃業は、転機となるのかーー。