「僕も、自分の声で言葉で言える場所がなかったんです。だから、むしろこういう場所があってくれてすごく助かった」
こう語ったのは木村拓哉(51)。1月1日に放送された明石家さんま(68)との正月恒例の特番『さんタク』(フジテレビ系)で、23年に世間を大きく騒がせた旧ジャニーズ問題について言及した。
番組序盤、さんまが「どうしても聞かざるを得ない」と切り出すと、冒頭のように応じた木村。騒動の最中に木村はさんまへ連絡をしていたといい、「『ちょっと凹みがちなんですけど、バックレずにやってみます』って(連絡したら)一言『バックレ禁止』って返ってきた」とやりとりを明かした。さんまは木村に「最低、家族とオレだけは味方やから」とも伝えたという。
旧ジャニーズ問題を受けて24年に放送予定だった主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)シリーズの新作が延期となるなど、木村自身も影響を受けてきた。
「9月に旧ジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題について会見を開いた後、木村さんはInstagramに《show must go on!》と投稿しましたが、直接的な言及はしてきませんでした
長年親交のあるさんまさんとの番組だからこそ話せたのだと思いますが、木村さんがこのようなネガティブな感情をメディアで明かすのは異例のことです」(テレビ局関係者)
旧ジャニーズを巡る変化は、これだけではない。2日に放送された『さんまのまんま』(フジテレビ系)でも、ゲストとして出演した女優・井上真央(36)から“異例”の発言が飛び出た。
これまでドラマ『花より男子』(TBS系)で共演した松本潤(40)との交際・結婚説がたびたび浮上するも、無言を貫いてきた井上。だが『さんまのまんま』で結婚について話題が及ぶと、井上は次のように発言した。
「(結婚は)してません。ネットでは何回も結婚しかけてるんですけど、よく(結婚報道が)出るんですけど、ずーっと何回も、(結婚)しかけてるんですけど。もう結構、『おめでとう』って」
さらに「否定をしないとイコール肯定みたいなふうに今は思われちゃうんで」「何もないんですよ」ときっぱり否定した。
「井上さんは長年にわたって結婚や交際に関するさまざまな報道や噂が浮上していましたが、それらについてメディアで明言してきませんでした。ブログやSNSを開設していないことも多くを語らない要因としてはあったのでしょうが、ここまで明確に否定したことは大きな変化だと言えます。
触れづらい事務所の話題についに言及した『さんタク』での木村さんに続き、旧ジャニーズに関する話題が相次いで解禁されています」(前出・テレビ局関係者)
23年12月には旧ジャニーズ事務所から新会社・STARTO ENTERTAINMENTが発足し、新体制となった。24年は、変革の1年になるのだろうか。