■浜田はダウンタウンを必死に守っていく覚悟
松本総合法律事務所の松本賢人弁護士はこう語る。
「芸能人の方ですし、スポンサーとのCM契約には“不祥事があれば契約解除、そのうえ違約金を払う”という内容が入っているかもしれません。そのため、松本さんのような功成り名を遂げた方がするか疑問ですが、何かの理由で賠償金額を高めにして訴求することはありえると思います。高額な損害額もさることながらそもそも真実相当性が争点となるなら、裁判期間は一審だけでも最低1~2年はかかることを原告側は予想すべきでしょう」
双方がまったく譲らない場合、裁判の長期化も考えられるという。
「もし今までの名誉毀損の賠償実務を変える裁判闘争を最高裁まで本気でするのならば、10年かかるかもしれません」
その場合、松本の代償は約100億円ということになるが……。
「常識外れに過大な損害賠償を訴求すること自体が違法とされます。 10年すれば松本さんはそれなりの年齢になり、そのとき今と同じ出演料が相当と言えるか。そもそも加害行為と因果関係があるか疑問も多く、損害額100億はどうかと思いますが、松本さんの単年度の出演料等が10億円だとしたら逸失利益の賠償請求としてその程度訴求しても、その提訴自体が違法とはなり難いと思います。それなりに法的根拠がある以上、スラップ訴訟とも言い難いでしょう」
相方・浜田は松本の復帰を信じて待つ姿勢のようだ。
「浜田さんは松本さんを“笑いの天才”と認め、自身のスキャンダルの際は松本さんにイジられ笑いに変えてもらった感謝もあります。松本さんの活動休止期間中はダウンタウンを必死に守っていく覚悟のようです」(前出・制作関係者)
松本が再びテレビに戻ってくる日は来るのかーー。