「いまだに事故の後遺症が残るスタッフもいるため、事故の話題はほとんど出ませんでした。 会が始まると主役の3人は揃って出席者らのテーブルを挨拶周りして、至るところから歓声が上がっていました」(映画関係者)
2月上旬の夜、都内で映画の打ち上げが行われた。広瀬すず(25)、杉咲花(26)、清原果耶(22)という朝ドラヒロイン3人によるトリプル主演映画『片思い世界』だ。
「同じ養護施設で育った幼馴染3人の関係性を描いたラブストーリーです。撮影期間は当初、昨年の5月から7月予定でしたが、6月初旬、スタッフ数人が乗るロケ車輌が地方ロケの帰りに交通事故に巻き込まれ、監督、プロデューサー、カメラマンが大怪我を負ったのです。一時は集中治療室で処置を受けるほどの重症でした。
その影響で撮影スケジュールの組み直しを余儀なくされ、収録は数カ月間休止せざるを得ませんでした。そのため、クランクアップしたのは予定より約半年遅れの昨年12月だったのです」(前出・映画関係者)
事故の影響もあったのか、ヒロイン3人の結束は固かったという。
「主演の3人は年齢も近く、とても仲が良かったです。カメラが回っていないところでも和気あいあいと話していました。
朝ドラヒロイン3人がいったい、何の話をしてるのか…と思っていたら、最近食べた美味しい飲食店やお気に入りのスイーツのことなど、いたって普通の話題でした。
そういえば、撮影が夜遅くまで長引いた日には3人で身を寄せ合ってヒソヒソ話をしていたことがありました。『お腹空いたな~。早く終わらないかな~』と小声で話し合う姿は、まるで本当の幼馴染のようで親近感を覚えましたね」(別の映画関係者)
この日の打ち上げは、主演3人みな安堵の表情で、終始一体感に包まれた会だったという。災い転じて…となった一夜だった。