【昭和芸能界の“不適切な”伝説】萩原健一は暴力団から拉致、山口百恵さんのお尻を掴んだ「有名司会者」
画像を見る 百恵さんのお尻を触った大物司会者

 

■山城新伍は梅宮と“チョメチョメ”仲間

 

ここからは関脇級。まずは山城新伍(享年70)。盟友・梅宮辰夫(享年81)が著書『不良役者』に記したのは、もちろん“チョメチョメ”な話。

 

ある新人女優に芸名を付けたという梅宮。お礼に《1回だけ、ヤラせろよ》と迫り、《据え膳をしっかり食べさせていただいた》。

 

すると淋病に感染。撮影中止になるほどじんましんが出た彼のもとに、山城が来たという。

 

《俺も辰ちゃんと同じ病気かもしれない。辰ちゃんが抱いたという話を耳にしたから、俺にもヤラせろって……》

 

なんと山城も同じ女優からうつったというのだ。ちなみに、口説き文句はこんな屁理屈だったそう。

 

「君の芸名はぼくと辰ちゃんが2人で考えたものなんだ。だから、ぼくも君と寝る権利がある」

 

小泉今日子(58)も散々な目に遭った。武道館で開催された「新宿音楽祭」で、客席から投げられた生卵が小泉の頭にヒット。あ然とする彼女に中森明菜(58)が駆け寄り、介抱した。

 

小泉は、本木雅弘(58)との対談で真相を明かしている。嫌がらせかと思いきや、実際は小泉ファンの仕業。真横のシブがき隊に嫉妬して投げた分の流れ弾だったらしい。

 

《なんで私が自分のファンに生卵を当てられなきゃならないんだよ、ふざけんな!って思った(笑)》(『波』’21年12月号)

 

勝新太郎(享年65)は大関級。「パンツははかない」事件のほかにも、元付き人・アンディ松本さんが、こんな思い出を告白。

 

《オヤジ(勝)は水を運んできたボーイさんにも『ありがとうな』と言って、必ず1万円のチップを渡していたんです。ポケットにはいつも100万円ほどを無造作に入れていましたが、3~4日くらいでなくなっていました》(『週刊現代』’19年2月9日号)

 

チップには、実は深い意味が。

 

《オヤジはこう言うんです。『俺はいろんなところで、一生懸命生きている人たちを見学させてもらっている。チップは生の演技への授業料なんだよ』って》

 

格好よさなら、石原裕次郎(享年52)の武勇伝も負けていない。昨年、彼を慕う小林旭(85)が、飲酒運転を大胆に白状。

 

《ある日の夜中、銀座で2人で飲んでいた時のこと。互いに次の日が休みだと分かると、裕次郎が『いまから京都に行くか』と切り出すんだ。それぞれ自分の車に乗って、東海道をダーッと走ったよ。もう時効だから言ってしまうけど、ボトルの2本や3本は空けた後だった。

 

一睡もしないで走り続け、やっとのことで京都に着いたのが朝6時過ぎ。先斗町にある行きつけの店に行ったはいいが、玄関の柱に車をぶつけてしまった(笑)》(『文藝春秋』’23年6月号)

 

“ショーケン”こと萩原健一(享年68)も破天荒だった。なんと自伝『ショーケン』で、暴力団拉致騒動を飄々と明かしている。

 

《ヤーさんたちに取り囲まれてさ。『坊や坊や、こっちに来な』沢田研二、堺正章、布施明と一緒に無理やり黒塗りのクルマに押し込まれてねえ。クラブに連れ込まれたと思ったら、いきなり、『歌え!』》

 

黙る人、泣きそうな人、歌おうとする人のなか、きっぱり断ったのが沢田研二(75)だったそう。

 

《ヤクザに、面と向かってこう言った。『歌えないよ』偉い。こいつ、度胸あるなあ、と思った》

 

そして、最も“不適切”な横綱は、『ザ・ベストテン』の名司会、久米宏(79)。

 

「それまでの歌番組と違うことをしなければ、と必死だった」という久米は、台本にない言動で出演者の素顔を引き出していた。ただ、行きすぎたこともありーー。

 

《今では考えられないようなおふざけもした。百恵さんの胸元をわざと覗き込み、お尻をむんずとつかんだ。

 

セクハラという言葉がまだ広まっていない時代。誰も百恵さんのお尻を触ったことがない。ならば僕がそのさきがけとならん。さっと触ってキャッと声を上げるだけなら、いかにも予定調和だ。僕は百恵さんのキャッではなく、ギャッがほしかった》(自叙伝『久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった』より)

 

昭和スターたちよ、告白するにもほどがある!

 

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