吉田羊 地元・久留米で実父と奔走したホームレス支援…ブレイク前は炊き出しにも参加
画像を見る 『不適切』撮影中に思い詰めたような表情をする吉田羊

 

■「ご家族でお父さまの活動を支えてーー」

 

実は吉田の父は教会での仕事に加え、地元のホームレス支援を行っていた。吉田の知人は言う。

 

「彼女の父親は’91年から地元・久留米市内で野宿生活を強いられているホームレスを支援しています。もともとは’90年、久留米市内で起こった野宿者同士の殺人事件が契機となり、市内の野宿者をサポートする必要性を感じた吉田さんの父が支援団体『久留米越冬活動の会』を立ち上げたのです。公園での炊き出しや衣類配布、悩み相談に乗ったり、凍死や人権侵害を未然に防止する活動を長年行っています。一般の方にも広く援助を呼びかけています」

 

「久留米越冬活動の会」の担当者は本誌の取材にこう語る。

 

「吉田さんはご夫婦で活動されていました。羊さんもお父さまと一緒にボランティア活動に参加していましたね。十数年前かな、まだ彼女がそこまでテレビには出ていないとき、炊き出しなどに来られていたのです。久留米市の小頭町公園で、ホームレスさんにご飯を作って、汁物を提供するようなことを一緒にされていました。

 

当時は何度も来られていましたよ。お父さまを尊敬していらっしゃったし、活動に賛同してご一緒にされていたんだと思います。お父さまはご年齢のこともあって、もう退いておられますが、ごきょうだいは今でも来ています。お母さま亡き後も、ご家族でお父さまの活動を支えられているのです」

 

別のインタビューでは、吉田は実父への感謝をこう明かしていた。

 

《母が他界して、残された父にこの先、いつまでも笑って暮らしてほしい。だから、父の考えに耳を傾け、尊重していく。それが育ててくれた恩返しであり、子の務めだと思います》(「日経クロスウーマン」’21年6月4日配信)

 

23年前の地元紙で記者に「地元公演は?」と尋ねられた吉田は、「今は東京で地盤を固める時期。まだまだ先の夢ですね」と語っていた。今年6月には主演舞台『ハムレットQ1』で初めて故郷・久留米市のステージに立つ。父も“凱旋”を楽しみにしているはずだ。

 

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