「お兄ちゃ~ん! あっすいません、ちょっと感情が……」
3月25日までに投稿された自らのYouTube動画で、こう叫んだのはお笑いコンビ・霜降り明星の粗品(31)。週初めに配信しているニュース動画で、ドジャース・大谷翔平(29)の通訳だった水原一平氏(39)が解雇されたことをトップに取り上げた。
粗品は「大谷翔平の通訳 水原一平がドジャース解雇 大谷資金で巨額の賭博疑惑」と読み上げ、冒頭のように絶叫。違法賭博と大谷の資金を流用した疑いが持たれている水原氏の一連の報道を振り返り、「とんでもないです」と感想を述べていた。
「水原氏は違法賭博で連邦政府の捜査を受けているブックメーカーのM・ボウヤー氏にギャンブルの借金を負っていると、米メディアで一斉に報じられました。さらに大谷選手名義の銀行口座から、その業者に450万ドル(約6億8000万円)が電子送金されたことも明るみに。水原氏は当初、『ESPN』のインタビューで“大谷が借金の肩代わりをしてくれた”と証言していました。しかし大谷サイドが“肩代わり”を否定すると、水原氏も『大谷選手は賭博による借金について何も知らなかった』と発言を撤回。情報が錯綜するなか、大谷選手が26日(日本時間)に取材に応じることが明らかになりました」(スポーツ紙記者)
こうした事件の複雑な流れをゆっくり確認すると、「てか、野球に集中させたってくれぇ~い!」とツッコミを入れた粗品。「ちょっと色んな記事が出てて、ちょっとこれはまさにリサーチ不足で、何がホンマかまだちょっと分かってないんですけど」と前置きし、「このニュースが出て数時間後にですね、Xのトレンドに『生涯収支マイナス7億円君』って出てたよ。もうお兄ちゃんやん」とコメント。
自らについて「『生涯収支マイナス3億円君』なんですけど、正直。こちとら」と述べ、水原氏について「4歳差かぁ。4年差ついてるってことやもんな? 4個上のお兄ちゃんって感じなんですかね」と親近感を抱いている様子だった。
いっぽう粗品は、水原氏の件で“ギャンブラー全体が叩かれている”と感じているようだ。
「“身近なギャンブラーとか借金に追われてる人って平気で嘘つくでしょう”みたいなポストが大バズりしてんのよ。“そういう人達ってね、平気で嘘つくんですよ”みたいに言われる。もう俺も言われてる気分やね。俺も借金して(中略)、人の金でギャンブルして、また借金してますからね」
だがこう苦言を呈するも、「お言葉ですが、ねぇ。そういうギャンブラーとか債務者たちが平気でそういうような嘘をつく、金を借りるために嘘をつく。その通りですよ! いや、これその通りですよ。もちろん当たり前やん! 嘘つかな借りられへんねんもん」とギャンブラーの気持ちを“代弁”したのだった。
さらに「悔しいです。これはねぇ、ちょっと悔しいなぁ」と呟き、「だってホンモンやもん。太刀打ちできへんって。本物が出てきてしまわれた」とコメント。自らを上回るような水原氏の存在に圧倒されたようで、「額もそうやし、あと相棒もエグい。いやいやいや凄すぎる。ちょっとこれは悔しい。太刀打ちできません」と“敗北宣言”をしていた。
そして「ダメですよ!」と強調し、「違法な賭博をしていたとか、うんまぁ言うたら人の金で7億円なんか借金があるみたいなそういうのは全部含めて、ダメです! 水原さん! 良くないですよ!」とバッサリ。
だがここで「ただぁ!」と大声を張り上げ、“賛”の意見としてこう述べたのだった。
「うーん、気持ちはわるぞー! 一平! 分かるぞ、気持ちは。泣きそうや」
続けて自らを“水原氏と同じ部類の人間”だと主張し、「完全に俺、水原サイドやもんな。正直。大丈夫かな、今後」と考え込んでいた。
果たして粗品の“1人賛否”は、Instagramのフォロワーである水原氏に届いただろうか。