■当時ファンの間で様々な憶測が広まったMIYUの「不品行」や「業務不履行」
ファンが嘆くのも無理はないだろうーー。バンドは’11年8月にボーカルのMIYU、ベースのMAIKO、ギターのTOMOKA(37)の3人で再始動したが、同年10月にTOMOKAが体調不良を理由に芸能界を引退。以降はMIYUとMAIKOの2人体制となっていたが、’13年2月にMIYUが所属事務所から契約解除されたのだった。
翌月に予定されていたライブイベントの出演もキャンセルされ、MIYUのブログも閉鎖されることに。ただ一人残されたMAIKOは、同年4月にバンドの活動終了を公式サイトで報告していた。
MIYUの契約解除にあたっては、その理由が波紋を呼んだ。ZONEが所属していた事務所「ランタイムミュージックエンタテインメント」は当時、「急告」と題してこう報告していた。
「ZONEのメンバーMIYUこと長瀬実夕には、著しい不品行及び度々の業務不履行などの行為があり、これによりファンの皆様、関係各位に大変なご迷惑をお掛けし、弊社にも多大な損害を生じさせました。
弊社は、長瀬実夕に対し、指導・説得を繰り返して参りましたが、残念ながら改善は見られませんでした。そのため、弊社は、長瀬実夕との専属契約を続けていくことが困難であると判断し、長瀬実夕との専属契約を本日付けにて解除することとなりました」
だが、MIYUの「不品行」や「業務不履行」については詳細が明らかになっておらず、事務所が発表した厳しい言葉にファンの間では様々な憶測が広がっていた。当時を知る音楽関係者は、こう語る。
「一部スポーツ紙では、ライブやイベントの無断欠勤が報じられていました。事務所はMIYUさんと話し合いを重ねてきたそうですが、折り合いがつかなかったというのです。またMIYUさん本人とは連絡がとれない状況にあったようで、事務所は文書を郵送して契約解除を通知したと聞きました。
一部ではAV出演や薬物中毒といった噂もささやかれましたが、当時、ZONEの育成を担ってきたという男性が『週刊文春』の取材でそうした噂を否定していました。ただ、MIYUさんは精神面での体調不良もあったようで、ライブやイベントに出演できる状態にはなかったそうです」
MIYUはいったい、今どこにーー。貴重な青春時代をともに過ごしたMIZUHOたちと、再会し、“約束”を果たすことはできるのか。