《朝ドラ最高すぎ!!! たらこがすんごい可愛い》
NHK連続テレビ小説『虎に翼』のヒロイン・寅子を演じる伊藤沙莉(30)が、ドラマを見たある人物から送られてきたメッセージの画像をXに投稿した。
「ヒロインの名前をたらこと間違えるおちゃめなメッセージを送ってきたのは沙莉さんの姉・史織さん(32)でした。史織さんは沙莉さんの朝ドラが決まったことを誰よりも喜び、最近はドラマを毎回録画して何度も繰り返し見ているのだとか。
沙莉さんと近々会う予定があっても『今伝えたいから! 待てないから!』と、感想をすぐにLINEで送ってきてくれるそうです。沙莉さんは史織さんのことを『友達のようでありながら、一番のよき理解者』と話しているのです」(芸能関係者)
伊藤が頼りにしている姉・史織さんとはどんな人物なのか。
「’17年に結婚し、現在は1児の母です。海が好きで、肌は常に健康的に焼けていて、泳げない季節でも休日になれば近所のビーチに通うアクティブな女性なのだとか。性格は義理人情に厚く、自由奔放だけど芯が強い人だそうです。
沙莉さんは彼女のことを『パリピ』と呼んでいます。長男のオズワルド・伊藤俊介さん(34)も『3兄妹でいちばん芸能界で成功するタイプ。俺と沙莉は根暗だけどアイツは根っこから明るい。フワちゃんより明るい。気づいたらハワイにいる』と話していました」(制作関係者)
’22年には『まつもtoなかい』(当時、フジテレビ系)に3兄妹で出演。その明るさと物おじしない振る舞いで視聴者を驚かせた。
「史織さんはMCの松本人志さんと中居正広さんの前でも全く臆することなく、自然にトークを披露して笑いをとってみせたのです。あまりに流暢だったので、俊介さんから『頼むから少しは緊張してくれ!』とツッコまれるほどでした」(前出・芸能関係者)
そんな“強い”姉を伊藤は幼いころから「ヒーロー」と慕っている。
「沙莉さんが2歳のとき、父親が蒸発したため、母親は必死に働いていて家を空けることが多かったそうです。そこで史織さんが母親代わりになって、沙莉さんの面倒を見て、ずっと守ってくれていたのだとか。
小学生のとき、沙莉さんをいじめた上級生の教室へ行って、『妹が何したってんだよ』と一喝して謝らせたこともあったそうです。沙莉さんが兄の俊介さんと取っ組み合いの兄妹げんかをするたびに、史織さんが毎回仲裁していたらしく、沙莉さんは『スーパーマンじゃんと思った』と話していました」(前出・制作関係者)
史織さんは伊藤を守るだけでなく、時には妹が道を外さないように厳しく叱っていたという。
「沙莉さんは20歳ぐらいのとき、女優の仕事に熱心ではなく、フリーターのような生活を送っていました。バイトも続かず、遊びまわっていたという沙莉さんがむちゃな飲み方をして朝帰りしたとき、史織さんはたった一言、『キモい女だよ』と説教したのだとか。彼女は尊敬する史織さんから叱られ、心から反省したそうです。一番の味方である史織さんをそれ以上失望させることがないよう、そこから女優業に真剣に取り組むようになっていったのでしょう」(前出・芸能関係者)
紆余曲折を経て、現在さらに姉妹の絆は強まっている。
「沙莉さんはSNSでファンからの《お兄ちゃんのこと好き?》という質問に《私は全然シスコン》と答えていました。2人は頻繁に会っていて、よく一緒にカラオケに行くそうです。カラオケは必ず2時間で予約し、後半の1時間は歌う曲のリストが決まっていて、画面が変わるたびに交互に歌うのだとか。声もそっくりですから、歌いやすい曲も一緒なのでしょう(笑)」(前出・制作関係者)
2人が共演したインターネットラジオの番組で、伊藤は姉妹の関係性についてこう語った。
「互いになんでも話すよね。話してないことがない。知らないことがない。変だったら変って言うし。私、いつもしーちゃん(史織さん)に『キモダル女』って言われる。私のやることなすことにね(笑)。そういうので軸を決めてもらってる」(『伊藤沙莉のsaireek channel』’21年2月20日放送)
伊藤にとって姉は自分の指針となる絶対的な存在のようだ。自著では次のように明かしている。
《常に私の道標になってくれるし1mmでも道を逸れる信号を読み取ろうもんなら一瞬で引き戻される。ちょっと過保護かしら。と思うこともあるけどでもとにかく幼少期からそこだけは一貫している。私を守る。ということに関してだ》(『【さり】ではなく【さいり】です。』KADOKAWA)
仕事に関しても例外ではないという。
「史織さんは、沙莉さんの出演作を見て、『話は面白かったけど、ここをもっとこうすればいいのに』『あそこの演技はイマイチだった』などと、辛辣なダメ出しをしているそうです。納得できるアドバイスも多いらしく、沙莉さんは真摯に受け止めて演技に生かしていると聞きました」(前出・制作関係者)
朝ドラヒロインを覚醒させたのは、ヒーローのような姉からの愛の罵倒だった。