ナインティナインの岡村隆史(53)と矢部浩之(52)が5月30日深夜の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。波紋を広げている元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)の発言に言及した。
番組冒頭で岡村はSNS上での“顔の見えない”喧嘩について「昔だったら鼻で笑って流してたようなこと」も、Xでは直接会って話すわけでもなく言い合いになる状況について「やっぱり怖いな」などと発言。
その流れで「知ってる? M迫さんと粗品の“あれ”とか、 もうすごいニュースになってるから」と宮迫と霜降り明星の粗品(31)との最近の“舌戦”に話が及んだ。
このところ宮迫と粗品は、粗品が4月の地上波番組出演時に「先輩じゃない。あいつ、もうやめてるから」と宮迫を呼び捨てにして批判したことを皮切りに、配信動画などでお互いを批判しあってきた。5月28日には人気YouTuber・ヒカル(33)のバースデーイベントでヒカルと舞台に登壇した宮迫が粗品に”宣戦布告”する動画がSNSで拡散。
動画内で宮迫は「エンジンかかってきた。粗品に言いたい」とし「テレビに出てたときの俺を超えてから言え」と自分の方が格上であると宣言。さらに「お前『アメトーーク!』みたいな番組作ったか? 顎しゃくれてデコに刺さって死ね!」と粗品を挑発しており、大きな注目を集めている。
岡村はこの一連の応酬について、「あれ、みんな“プロレス”やって言うねんけど、ホンマにプロレスなんかな? もうわからんなってきて……。俺、M迫さんはホンマに怒ってんちゃうかなと思って。タイプ的に。俺もやっぱり殺されかけたことがあるから」と、“ネタ”ではないと推測。矢部も「話題作りかわからない」と同意した。
さらに、岡村は「粗品はお笑いっぽくやってるような気はしてんねんけど、宮迫さんって“クッ!”てなるやん」と指摘。矢部も「プチっていくとね、こう昔からなる」と同調した。
一方で、岡村は「ほんまに昔からすごく仲良くさせてもらってて、すごい可愛がってもらって、毎日一緒にいたからね、M迫さんとは」とし、「だから、なんていうのかな、粗品の仕掛けに乗せられて何か言うてまうのも、なんか宮迫さん、大丈夫かなと思ったり。あ、M迫さんね、大丈夫かなと思ったりすんのよね」と、親しいがゆえの心配をみせた。矢部も「やっぱり何十年も後輩にテレビで色々言われたら、スルーすんのもな〜みたいな。難しいよね」と宮迫に同情する様子。
しかし、岡村はヒカルのバースデーイベントでの宮迫の発言については「それでも、なんかちょっと嫌やってん、俺は。『テレビ出てた時の俺を超えてから言うてこい』みたいな。M迫さん、それ言わんといてと。そんなん言わんでもええやんかって思ったのと、『アメトークみたいな番組を作ったことあるんか!?』みたいなことも言うてまうわけよ」と苦言を呈すと、矢部も「いき過ぎ、いき過ぎ」と苦笑した。
岡村は「別にそこまで言わんでもええんちゃうの。って、俺はちょっと思ってもうたのよね」と話すと、矢部も「でもこれは、もうずっと若い時一緒おったんやったら余計わかるやん。もう治らへんやん」とし、「自分を保つためにね、自分の実績とか自己評価も高く言ってしまうタイプやんか。これは治らへんから、そういう人やねん(笑)」と諦観した。
岡村も「『アメトーーク!』って番組、作ったんは(プロデューサーの)加地君やったりするわけやんか。もちろん一緒にやってきたのはわかるけども。俺らも『めちゃイケ』っていう番組をやらしてもらったけど、あれは『めちゃイケ』、言うたら片岡飛鳥という演出家がいての、もとやんか」と宮迫に釘を刺した。
矢部も同意して「制作が、もう優秀なスタッフが集まって」と言うと、岡村も「それに乗っかっとけば面白くなってますよっ! ていうことやったやんか。なんか全部、自分ひとりで、“こういう縛りがあって、こういうトークして、こうやって…”っていうMCって役回りもあるけども、『アメトーーク!』作ったか? って……それ言うてもうたらアカンと思うねん、俺はな」と宮迫の驕りを指摘した。
矢部も「だからもうホトちゃん(元相方の蛍原徹)はずっとそういうのをわかってて、ずっとやってきて、で、堪忍袋の緒が切れたわけやんか。限界よろしく」といい、岡村も「そういうことで雨上がり決死隊っていうのは解散してしまったんやけど」とコンビ解消の内情を振り返った。
そして、現在の宮迫と粗品のバトルについても、「みんなが言う、なんかあんまり使いたくない言葉やけど、“プロレス”やって言うてんのとは“ちゃうようになってまうで”って思うねんけども……。まあ俺がまたこんなこと言ってたら、俺に何かいろんな矢が飛んでくるかわからんから、あんまり言いたくないねん」と複雑な胸の内を明かした。