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朝9時ごろ、神奈川県内のショッピングセンターで大きな笑い声をあげていたのは有吉弘行(50)。6月20日、自身がMCを務めるバラエティ番組『有吉の壁』(日本テレビ系)のロケに臨んでいた。

 

同日、同番組の公式Xでは、オープニング撮影時の画像と共に、《今日は久々開催!都道府県対抗SP!7月10日の放送をお楽しみに》と告知がなされていた。

 

「『有吉の壁』は、レジャー施設や商業施設などを舞台に、お笑い芸人たちが、有吉さんを笑わせるためのネタを披露する番組です」(制作関係者)

 

今回も、豪華メンバーが出演するようだ。目撃したショッピングセンターの利用客が明かす。

 

「40人を超える芸人が集合していました。アシスタントを務める佐藤栞里さん(33)の姿もありましたね。みなさん朝からハイテンションで、相当気合が入っていたのでしょう」

 

有吉は現在、地上波だけで11本のレギュラー番組を持つ超売れっ子。テレビ局関係者は「日本のバラエティ番組は有吉さんを中心に回っています」と言い、さらにこう続ける。

 

「芸人さんたちはこぞって『有吉さんの番組に出たい!』と言っていますよ。

 

有吉さんはたとえネタがスベっても笑顔でフォローしてくれ、細かなボケも拾ってくれる。毒舌を売りにしながらもイジリには優しさがあります。SNSでも芸人たちと頻繁に絡み、初共演であっても上下関係に厳しくなく後輩に対しても非常にフランク。

 

またどん底を経験してきた人だからこそ、一発屋の芸人にも理解があり、自分の番組が再浮上のきっかけになればと、たびたびチャンスを与えています」

 

’24年1月、長らく日本のお笑いシーンを引っ張ってきた松本人志(60)が、『週刊文春』で性加害疑惑を報じられて活動を休止。芸能界に激震が走った。

 

「この影響で、有吉さんシフトがさらに進んだ印象です。有吉さんは太田プロに所属していますが、吉本芸人たちと一層結びつきも強めています。

 

『有吉の壁』からブレークを果たしたパンサーや、チョコレートプラネット、シソンヌ、もう中学生(41)にとって有吉さんは恩人です。松本さんと吉本タレント養成所の同期であるハイヒール・モモコさん(60)も相性がよく、定期的に有吉さんの番組で共演しています」(演芸関係者)

 

『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)や、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などで松本とたびたび共演し、高く評価されていた“愛弟子”平成ノブシコブシ吉村崇(43)も、鞍替えし始めている。

 

「吉村さんは有吉さんのことを尊敬しています。『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)での共演時に空回りしているところを何度も有吉さんに救われたことがあったそうです。また『お笑いライブと違い、テレビっていろんな人のバランスが大切だから』と、テレビ出演の際に重要な考え方を教えてもらい、それ以来、“お師匠さん”と呼んでいます」(前出・演芸関係者)

 

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