「公式サイトでは’20年11月から12月にかけて国内で行われた25周年リサイタルツアーを最後に、コンサートの予定はストップしている状態となっています。現在は空手の師範として、指導に力を入れているようです」(音楽関係者)
7歳のデビュー以来、天才バイオリニストとして世界的に活躍してきた五嶋龍(35)。’96年から10年間にわたってドキュメント番組『五嶋龍のオデッセイ』(フジテレビ系)で成長過程が特集され、“神童”の愛称で一躍有名に。’15年からは『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)で約1年間、司会者を務めたこともあった。
ニューヨークを拠点に活動を続けるが、音楽家から一変した“現在のキャリア”に衝撃が広がっている。
《前から筋肉ムキムキだったけど、ビックリ!!》
《空手やってるのは知ってたけど 流石にビックリした》
《ちょっと寂しいけど、これはこれで素敵。自分で選んだことを楽しくやってるなら何より!》
《えーー!!!ビックリしたー!! バイオリンも空手も一流って凄すぎる》
7月6日ごろから、にわかにXでこうした声が相次いでいるのだ。きっかけは、昨年末に公開されたあるインタビューだという。
「五嶋さんは’22年6月に、空手道場『日米武道館』をニューヨークに設立しました。日本では、このことを最近知ったという人も少なくないようです。昨年12月末にNYで生活する人向けの情報サイト『NYジャピオン』でインタビュー記事が公開され、五嶋さんが語った熱い思いが再注目を浴びているんです。
五嶋さんは幼いころからバイオリンと同じく、空手も黒帯に昇段するほど打ち込んできました。進学したハーバード大学では物理学を専攻し、まさに文武両道。卒業後はバイオリニストの活動をメインに名を馳せてきましたが、コロナ禍でコンサートが中止になったことをきっかけに人生を見つめ直したそうです。
“本当にやりたかったことは空手だった”と気付き、人と触れ合いながら心身を鍛えることに強く惹かれたといいます。インタビューでは“一人でも多くの人に武道の楽しさを伝えたい”と、道場を拡大していく展望を語っていました」(前出・音楽関係者)
「日米武道館」の公式サイトでは、五嶋が生き生きとした表情で空手を教えている写真も掲載されていた。音楽家としてトップに上り詰めたからこそ、切り拓いた境地なのだろう。