シンガー・ソングライターの長渕剛(67)が7月6日に公式YouTubeチャンネルを更新し、SNS上での自身への誹謗中傷について怒りをあらわにした。
動画では、6月30日に福岡市内で開催したライブでのMCの様子を公開。「まあしかし、この約半年ぐらいだっけな。クソネットのウヨどもに悩まされたんだけれども」と切り出すと会場のファンから「負けるなー!」と声援が。
静かになった会場に向かって「笑えよ、一緒に。俺だよ? 俺よ、俺。“N渕”じゃねーよ。NとかWとかXとかTとかYとか…ふざけんじゃねーよ! このヤロー! 知らんけど。散々っぱら人のイニシャルをグダグダ言ってくれましたが、やっぱりね……」というと「死んじまいたい〜」と自身のヒット曲「STAY DREAM」のを歌唱。「この気持ちが、よく分かったね? 自分で書いといてなんですが」と話した。
「考えてみ? 俺だよ。もうね、SNSのない時代から叩かれまくってきたわけよ。自慢じゃないけれど。狙ったわけじゃないっつーの、知らんけど。せっかくやってんねん、知らんけど。ええ言葉や、知らんけど」とファンを盛り上げつつ、「俺なあ、俺はいいよ。もう叩かれ慣れているから、もう別にって感じなんだけど。だけどちょっとこれは俺、腹立ったもんね、久しぶりに」と怒りを滲ませた。
「こんだけ集まってきてくれてるみんな、そして俺をこれまで支えてきてくれたみんな、俺はみんなのこと誇りに思ってるよ。だから、許せないと思った。黙ってらんなかった」といい、「ささやかな抵抗ではございますが、自分のチャンネルを持った」と、今年4月に自身のYouTubeチャンネルを開設した理由を明かした。
続けて「半年経ったろ。ほとんどネットウヨいないよ。腹立つね。おそらくいろんな人たちが、正義の立役者たちが一生懸命、本当のことを今、探してもらってます。結果は自ずと出ますよ。ハッキリ言いますよ。ハッキリ言いますよ! 事実無根です!」と、一部報道や憶測に対して宣言すると、ファンらから大きな拍手と声援が上がった。
「お前ら猜疑心持ってるんじゃねーだろうな。俺、ハッキリ言わしてもらうよ。結構、残念だった」と、これまでは平和だったInstagramで「コメントの中に『もう僕は長渕剛のファンを辞めます』とか『歌に説得力がない』とか。ふざけんじゃねーよ!最初から聴くなっつうの!」とバッサリ。
「若気の至りでいろんなこともあった」からこそ「人に幸せをもたらすように、上書きをして生きるんだろ?そうじゃない?」といい、沸き上がる客席に向けて「SNSは誹謗中傷をするところじゃない。人の悪口を言うところじゃないよ。人が幸せになることをいっぱい投稿しよう!」と呼びかけた。
具体的な事柄については触れなかったが、はっきりと「事実無根」と否定した長渕。何について否定しているのかは定かではなく、ライブ会場に足を運んだファンのみに向けられたメッセージであったことから、“否定する場所”について疑問を抱いた人も少なくないようだ。Xやネット上ではこんな声があがっている。
《記者会見を開いてちゃんと主張するなら分かるんだが、ファンという名の信者しかいないところで事実無根と言ってもね。否定する奴なんか一人もいないのが分かっててやってるんだからもう単なるパフォーマンスだね》
《本当に事実無根なら立派な名誉毀損なんだから裁判すべき。事実無根ですと言うだけでは信用はできない。出るところに出て白黒つけるべき。そうしないということは…と思われても仕方ない》
《自分のライブ会場で自分の味方しか居ない場で事実無根を訴えるより、然るべき場で事実無根を証言し、報道した媒体、誹謗中傷してる方達に然るべき対処をする方が自身やファンの皆さんにとっても有意義な事だと思う》
《あなたの全てを肯定するファンの前で吠えたって何の解決にもならないと思う。当事者同士で法廷に立って名誉毀損なり恐喝なりセクハラなり白黒ハッキリつければいいじゃないの?》