井ノ原快彦 ライブ直後に体調不良で緊急入院していた…旧ジャニ解体後の“窮地”に重なる心労
画像を見る 旧ジャニの会見で矢面にたった井ノ原

 

■社長・副社長から役職が変更となり

 

彼の経営手腕が注目されるなか、今年4月10日、同社の本格始動に伴い、井ノ原はCMO(最高マーケティング責任者)に就任したと発表されたのだ。

 

「一般的にはCOOはCEO(最高経営責任者)に次ぐ役職なので、COOは副社長格といえます。井ノ原さんが新たに就いたCMOは日本企業ではあまりなじみがありませんが、マーケティング分野のみを統括する取締役です」(全国紙記者)

 

さらに今年3月末、井ノ原は「ジャニーズアイランド」から社名変更した「Annex」社の社長も辞任している。広告代理店関係者はこう語る。

 

「井ノ原さんは『ジャニーズアイランド』社長時代から、ジュニアのオーディションに積極的に立ち会うなど、“新たなジャニーズを作りたい”と意気込んでいました。

 

しかし、STARTO社になってから、井ノ原さんの影は以前より薄くなっているように感じます。井ノ原さんの“やる気”に相反して、一部の取引先はSTARTO社とSMILE-UP.社との“完全分離”を求めているという声も……。かつての経営陣が、新会社でも役員を務めることを懐疑的に見ているというのです。

 

実際、この4月からSTARTO社のジュニアに関わる実務統括は井ノ原さんではなく、中居正広さんのマネージャーを長年務めた人物に変更になりました。井ノ原さんは、以前ほどジュニアの現場に同行していないといいます」

 

井ノ原は経営陣として、“会社の事情”に翻弄されているのでは、というのだ。もちろん井ノ原は本業である役者&アイドル業にも全力で取り組んでいる。しかし、こちらも“想定外”が続いているようだ。

 

「トニセンは6月にYouTubeチャンネル『トニセンチャンネル』を開設しましたが、現在の登録者数は約4万人です。一時代を築いた彼らにとっては、物足りない数字かもしれません。

 

また、井ノ原さんが6年前から主演を務める『特捜9』シリーズ(テレビ朝日系)第7弾が今春放送されましたが、平均世帯視聴率はシリーズ最低の8.7%でした。同時期のほかの連ドラに比べたら数字そのものは健闘しているのですが、誰よりもプロ意識の高い井ノ原さんには納得できないところもあるようです」(前出・広告代理店関係者)

 

二刀流に全力奮闘するも“思わぬ窮地”が心労となり、入院にまで至ってしまったのだろうか。冒頭のツアー最終日、気丈にも休まなかった井ノ原は、ファンに向かってこう語りかけていた。

 

「ずっとアイドルとしてやっていきたいと思ってます。気づけば歌って踊るアイドルとしては最年長になっちゃいまして……」

 

井ノ原が突き進む“生涯アイドル”と“経営者”の両立は、大谷以上に苦難の道なのかもしれない。

 

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