神奈川県は湘南。最高気温30超えを記録した8月26日、とある歩道橋の上に目黒蓮(27)の姿があった。主演ドラマ『海のはじまり』の撮影だったーー。
8月21日、活動休止を発表していた目黒。理由は「体調不良」だった。
「突然の発表にファンは驚き、『めめ大丈夫』というワードがSNSで続出しました。事務所の発表によると8月15日にはすでに活動を休止していたとのことです。23日には月9の撮影に復帰しました」(芸能関係者)
そして冒頭のシーン。炎天下の湘南で、目黒はこの日も、そして翌日もドラマを撮影していたーー。
『海のはじまり』は22年のヒットドラマ『silent』のスタッフが再集結した作品だ。
「プロデューサーは『silent』での目黒さんの演技を非常に買っていて、『彼と必ずまた仕事する』と周囲に話していました」(前出・芸能関係者)
満を持して撮影が始まった『海のはじまり』だが、現場は思うようには進まなかったようだ。
「当初は“『silent』を超える作品に!”とスタッフ一同気合が入っていました。
ところがいざ放送が始まってみると、社会現象にもなった『silent』の壁は高すぎました。たとえば第1話の放送後1週間の見逃し配信再生回数で比べると、『silent』は531万回を記録。『海のはじまり』第1話は465万回と決して悪くはないのですが、『silent超え』とはなりませんでした」(制作関係者)
徐々に現場の士気が下がり、目黒にもプレッシャーが。
「シリアスなストーリー展開や目黒さん演じる主人公・夏の優柔不断ぶりばかりが取り沙汰され、スタッフも現場で苛立ちを隠さなくなりました。
目黒さんはただでさえ繊細で難しい役どころなうえ、全力で挑んでも『silent』に勝てないというストレスも加わり、追い詰められたような状態に……。撮影スケジュールも余裕がないなか、心身ともに限界に達したようでした」(前出・制作関係者)
無事復帰したという目黒だが、
「休養はわずか8日間。主演の自分がこれ以上休むわけにはいかないという思いだったのでしょう。31日にはファン向けのブログで復帰したことを報告しました。本当はもう少し休んだほうがよいのでしょうが……」(前出・制作関係者)
とはいえ、一筋の光も。
「8月26日の『海のはじまり』は特別編が放送されました。世帯平均視聴率は6.7%と予想以上に高い数字。ドラマ終盤に向けて弾みがついたのではないでしょうか。
目黒さんは休養したことで責任を感じているかもしれませんが、けがの功名と前向きに捉え、新たな彼の世界を見せてほしいです」(前出・制作関係者)
偉大すぎた『silent』の看板だが、乗り越えた先には新たな“蓮のはじまり”があるはずだ。