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「会場には出演者は40人以上、スタッフを合わせると200人近い方々が来ていました。小林薫さんはビデオレターでの参加でした」(制作関係者)

 

伊藤沙莉(30)が主人公・寅子を演じたNHK連続テレビ小説『虎に翼』は8月末にクランクアップ。その数日後、都内のレストランで盛大な打ち上げが行われていた。

 

前出の制作関係者によれば、まずは伊藤のこんな乾杯の挨拶から始まったという。

 

「ようやくひととおり寅子としての撮影が終わりました。3日で抜けると思ってましたが、まだ寅子が全然抜けません。まだまだ撮影したかったですが、本当に楽しい、かけがえのない1年でした」

 

『虎に翼』のクランクインは昨年9月28日だった。撮了後、伊藤は《寅子として1年間生きられたことが、自分の人生においてとんでもない財産になりました》とコメントしたが、特にこの日の打ち上げは感慨もひとしおだったようだ。

 

「伊藤さんの乾杯の挨拶のあとは2時間ずっと歓談タイムでした。会場での伊藤さんは椅子に座ることなく、ずっと片手にお酒を持って各テーブルをくまなく回って出演者やキャストの方々と話していました。ほかの出演者は自然と出番が同時期だったグループに分かれ、撮影の思い出話に花を咲かせていました」(前出・制作関係者)

 

1次会のラストには感動的な演出が――。

 

「スタッフが1年分の撮影を5分程度にまとめた“サプライズ”のビデオ観賞会がありました。そのビデオの途中で伊藤さんは大号泣。そばにいた花江役の森田望智さんがずっとなだめていましたね」(前出・制作関係者)

 

監督とプロデューサーが中締めの挨拶をして1次会は21時に終了。

 

「そのまま23時まで同じ会場で2次会が行われました。今回、伊藤さんの冒頭の挨拶以外、出演者のスピーチ時間をもうけませんでした。それは“大勢が話すと、みんなとの歓談時間が減ってしまうからやめましょう”と彼女が提案したからだそうです。

 

朝ドラの撮影がお休みの日は、伊藤さんは出演者の人たちとカラオケに行ったり、小旅行に出かけたりして仲を深めていたそうです。それくらい、伊藤さんは人と人とが集まるコミュニケーションの場を重要視していたんです」(前出・制作関係者)

 

この日の打ち上げも場所を変え、朝の5時まで続いたという。

 

「充電のため、伊藤さんは1カ月は休みを取ると聞いています。その後はびっしり仕事が入っているとか……」(前出・制作関係者)

 

仲間たちとの無礼講の時間で、ようやく翼を休めたに違いない。

 

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