「この度、謝罪をしたいと思い、動画を撮っています。まず、先日の舞台の一件で、皆さまにご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます」
こう語り出したのは、神田沙也加さん(享年35)の元交際相手で俳優の前山剛久(33)。10月9日、自らのYouTubeチャンネルにアップされた動画で、出演予定だった舞台『ある日の通り雨と共に』が中止となったことを謝罪した。
本来ならば、前山にとって復帰作となるはずだった本舞台。しかし9月13日に、キャストに名を連ねていた女優2名が出演を辞退。さらに同月20日には、主催者が《関係各所と協議の上、安全性の確保が困難になったと判断》と上演の見送りを発表していた。
波紋が広がるなか、YouTubeとTikTokで約2分にわたる謝罪動画をアップした前山。黒いスーツに身を包み、神妙な面持ちで登場し、冒頭のようにコメント。続けて「関係者各位、様々な皆さま、そして応援してくださる皆さまに、大きな迷惑をかけてしまったことを深く深くお詫び申し上げます」と頭を下げ、力強くこう熱弁したのだった。
「この一件も過去の一件も、全て自分の責任です。だからこそ全て諦めて、全てを終わりにして、楽になってしまった方が良いのかなとも考えました。けれど、生きて頑張りたいなとも思いました。なので、どうせ生きるなら、自分の望むことをしようと思いました」
「こうしてYouTubeを撮っているのも、お芝居を続けたいという一心のもとです。改めましてこれから、YouTube並びにSNSにてお芝居の動画をあげていけたらと思っております」
謝罪とともに、俳優活動を継続していく意思を語った前山。動画にはすでに1600件を超えるコメントが寄せられているが、そのほとんどが否定的な声が目立つ(10日12時半現在)。
《戻ってこないでほしい。本当に》
《何か勘違いされていませんか? 自分が何かの被害にあったかのような言葉の数々》
《前山さんは本質を間違えられてる気がします。全てが、『自分がお芝居をやりたい』からに繋がってる行動をしている限り批判はやまないです。一度ご自身で本当に何がいけなかったか振り返られてはどうでしょうか?》
また発言内容だけでなく、“笑っているように見える”“芝居がかっている”と振る舞いに違和感を抱いた人もいたようだ。前山にとっては無意識だった可能性もあるが、表情や話し方を指摘する声も複数上がっていた。
《笑ってるように見える》
《なんでニヤついてるの? 怖すぎ》
《この人は普通に話せないのか? なんなんだこの演技してるような話し方は よけいに嘘くさく聞こえるんだが》
こうした批判が加熱する経緯について、ある芸能関係者は言う。
「沙也加さんが急逝した直後、『週刊文春』で前山さんが彼女を罵倒したことや二股疑惑が報じられました。そのため、沙也加さんのファンを中心に批判が噴出。前山さんは当時所属していた事務所も退所し、引退状態となっていました。しかし今年8月末に『週刊女性PRIME』でインタビュー記事が公開され、俳優として再起する意思や沙也加さんとの交際について赤裸々に語ったのです。
彼は沙也加さんを罵倒したことは認めつつも、“墓参りをしたい”と彼女の関係者に呼びかけたことからファンの怒りを買うことに。沙也加さんが亡くなって間もなく3年が経ちますが、今も彼女の死を受け入れられないファンは多い。前山さんがメディアを通じて堂々と“墓参りをしたい”と発言したことは、“無神経”と捉えられてしまいました。
さらにインタビュー記事での発言が炎上したにもかかわらず、直後には舞台復帰が発表されました。“世間の批判に向き合おうとしていない”と感じた人もいたようで、前山さんのイメージは悪化してしまったようです」
今後は配信を通じて俳優活動を続けていくようだが、茨の道となりそうだ。