10月11日から12日にかけて、初めての単独地方ご公務として、佐賀県を訪問された天皇皇后両陛下の長女愛子さま。テレビ各局もご奮闘ぶりを伝えるなか、フジテレビのある番組が“とんでもないミス”をおかしていた。
それは11日放送の、夕方のニュース帯番組『Live News イット!』で、愛子さまの佐賀城本丸歴史館ご視察を伝えた際のこと。
「佐賀城ご訪問を伝える際の字幕で、本来『愛子さまが視察されている』と表示すべきところを、『愛子さまが刺殺されている』と字幕を出してしまったんです。テロップではなく字幕で出ていたので、編成や技術サイドの責任になるみたいですが、皇室ニュースでこの字幕ということもあって、局内は大騒ぎです。
たしかに11日午前に、愛子さまの佐賀城の敷地内で刃物を持った80代の男が逮捕されるという事件がありましたが、原稿の打ち間違いにしてもあってはならないことです」(フジテレビ関係者)
しかも、このミスに最初に気がついたのは、局内の関係者ではなく視聴者だったという。
「気付いた視聴者から局への電話で初めてミスが発覚し、局内の知るところとなりました。しかもクレームは1件だけではなかったといいます。
本来、報道の字幕は、フジテレビではなく、別の企業に委託しています。OA前に送れる原稿は送っていたと思いますが、急遽の飛び込み原稿だと完全に手打ちで差し込んでいるために起きたミスではないでしょうか。
ミスそのものはおそらく別の企業の担当者によるものですが、フジテレビとして、管理監督責任は当然ありますし、そもそも視聴者からの電話があるまで誰も気づかなかったというのが非常にマズい。局内の危機管理はどうなってるんでしょうね」(前出・フジテレビ関係者)
12日放送の『Live News イット! Weekend』のなかで、今回のミスについて「愛子さまのニュースをお伝えした際に一部誤りがありました。お詫びを申し上げます」と謝罪していた。
『イット!』といえば、今年7月にドジャース・大谷翔平の新居の前で撮影し、全面謝罪という問題を起こしたばかり。視聴率の伸び悩み以上に内部での問題はまだまだ山積みのようだ。