《映像内において歴史的事象に対する配慮に欠ける部分が含まれておりましたため、公開を停止いたしました》
10月17日、こうコメントしたのはSnow Manが所属するレコード会社・MENT RECORDING。16日に公開されたSnow Manの新アルバムのプロモーション映像が物議を醸し、公開が停止される事態となった。
問題視されているのは、プロモーション映像内で流れた「KATANA」という楽曲の映像。「岡村寧次」と刻まれた刀が映ったのだ。刀は、血飛沫が飛んでいるかのように赤く染まっている。
「岡村寧次は、大正〜昭和期の陸軍人で、中国侵略を指揮していた司令官の一人とされており、そうした歴史的背景から、中国を中心に怒りの声や批判があがっているのです」(スポーツ紙記者)
音楽関係者は言う。
「『KATANA』という曲名から類推すると、日本刀など日本の古くからのものをイメージした力強さをコンセプトにしているのでしょう。ただ、日本刀なら他にもいくらでもあるでしょうし、なぜあえて『岡村寧次』と彫られた刀を選び、しかもその文字をよく見えるように映したのか……。制作の意図が分かりかねますし、わざと入れたのだとすればあまりにも迂闊すぎます」
歴史的背景から波紋を呼ぶことは制作前から想定できたはず。X上では、制作スタッフに悪意があったのでは?という疑念が広がっている。
《KATANAの件。なんでそんなチョイスしたんや。作った人がSnowManに悪意あるんか。刀出すなら国宝にしなさい。三日月宗近とか。》
《岡本寧次なんて刻印、普通せんやろ。悪意あるとしか思えんのやけど。Snow Manの人気を削ぎたい人間が製作者のなかにいない??刀用意した人、ちゃんと調べたがよくない??》
《SnowManを陥れようとしている人が身内にいるんじゃないか?と思わざるを得ない スタッフの特定と身辺調査してくれ…》
《普通の刀でいいところをわざわざ岡村寧次の名前を入れてるのまじでなんで???スタッフわざと?》
《こんなの無地でいいものを変に文字入りのにして悪い意味で話題になって馬鹿みたい。 スタッフにアンチが居るんじゃない?》
レコード会社は《当社における公開前の確認が不十分であったため、不快な思いをされた方及び映像を楽しみにされている皆様に深くお詫び申し上げます。》と、日本語・中国語で謝罪している。