■「後悔させないよ俺らを正解にする」
NHKから“熱烈ラブコール”を受けるSnow Manは’20年1月にデビュー。同年末の紅白に初めて選出されるも、メンバーが新型コロナウイルスに感染したことを受けて辞退。こういった背景もあり、’21年の初出場の際にラウールが、「この1年間、紅白のためにがんばってきたと言っても過言ではない」と発言するほど、紅白への思い入れが強かった。
「’22年の紅白にも出演しているSnow Manは日本の音楽シーンで欠かせない存在になっており、’23年の紅白も実力からすると“当確”のアーティストでした。
しかし性加害問題で旧ジャニーズのグループは全て選考から外されることに。メンバーは事情を理解し、“仕方ない”と考えていたものの、納得できないところはあったようです」(音楽関係者)
紅白に加えて、東京ドームで年末に毎年開かれてきたジャニーズカウントダウンライブも中止に。年末の予定が空いたSnow Manは、ある行動にでた。
「どんなときも自分たちのことを応援してくれるファンのために、単独配信ライブ『Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~』を開催。同ライブでは視聴者を意味する同時接続数が133万人を超え、当時の日本歴代1位を記録しました」(前出・芸能関係者)
同ライブの開催発表に際して、目黒は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。《9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ 俺らを正解にする》と綴っていたその言葉どおり、大成功を収め、Snow Manのメンバー間ではある思いが共有された。
「Snow Manは“国民的アイドル”を目指していますが、ファンを大切にしていくことが最も重要だと考えています。
昨年、紅白に落選し、配信ライブ開催を決めたときに、メンバー間で“大晦日に自分たち主導のライブを同じ場所で毎年開いていきたい”という話になったそうです。このため、今年の12月31日にも同所でのライブ開催が決まっていると聞きました。
国民的音楽番組である紅白も“何よりも優先するべきものではない”という認識で、オファーがあっても辞退する可能性が高いといいます」(前出・音楽関係者)
10月17日放送のバラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)にグループのMC担当である深澤辰哉(32)が出演。同番組のMC・神田愛花(44)に司会センスを絶賛され、『NHK紅白歌合戦』の司会に興味があるかと聞かれ、「やってみたいって気持ちはホントにあります。すごい光栄なことですし」と、MCとしては夢の舞台であると明かしてはいた。だが、年末にグループの大晦日ライブが続く限り、実現することはない。
「辞退でメンバーの意思が固まっているSnow Manですが、STARTO社を代表するグループという立場にあります。
若手ながら、STARTO社を盛り上げていきたいという気持ちはとても強いため、NHKとSTARTO社の関係を再構築するために一役買う可能性はあります。
ただ大晦日のライブを開催することは決まっていますので、現実的には中継での出演となります。過去に旧ジャニーズのグループが中継で出演した例は少なく、’16年にTOKIOが旧ジャニーズ事務所で初めて中継で出演。’20年にも活動休止直前の嵐が東京ドームから出演していました。
Snow Manとしては、ファンがどうしても紅白出演を望むなら検討するというスタンスだそうです」(前出・芸能関係者)
「俺らを正解にする」Snow Manの大晦日は、ファンを後悔させることはないはずだ。