「普段から乗ってるのでいつも通りでしたが、乗っているところをこんなに撮られることはない。緊張しました」
10月24日、会見でこう語ったのは二宮和也(41)。二宮が登壇したのは、電動キックボードや電動自転車のシェアリングサービス「LUUP」の新CM発表会だ。
電動のキックボードに乗りヘルメット姿で現れた二宮は、普段からLUUPを愛用しているという。会見では「生活の中の1つの選択肢。どこか行こう、何かしようと思ったときに近くに(LUUPが)あるかなって考えます」と話した。
新しいCMに起用され、二宮のファンもさぞ大喜びーー。と思いきや、実際はそうではない様子。Xでは、こんな声が相次いでいるのだ。
《LUUPはダメよー!お仕事選んで》
《流石に仕事選ぼうよ、金あるだろ。悲しいよ、ニノ》
《申し訳ないけどLUUPのせいでニノさんへの好感度が一気にだだ下がりしたよ……仕事を選んで欲しかった……熱烈なファンの人ならそれでも好きでいるかもしれないけど、私のような、顔と名前は知ってる程度の一般人からの好意ってのも、ああいう仕事の方には大事なものじゃないんですかね》
厳しい声が上がるのは、LUUPに対する世間のイメージの悪さがあるようだ。SNS上では、LUUP利用者の悪質な運転を指摘する投稿がたびたび物議を醸している。
「SNS上ではLUUPの利用者が、2人乗りや3人乗り、信号無視、歩道の走行などの交通違反を犯したり、事故を起こしかける動画が連日拡散されています。危険運転に遭遇したというドライバーや歩行者の嘆きも相次いで上がっています。10月15日には、福岡県福岡市中央区で飲酒した状態で電動キックボードを運転したとして、27歳の会社員男性が現行犯逮捕されました。
昨年7月に電動キックボードなどが改正道路交通法で『特定小型原動機付自転車』に分類され、16歳以上であれば運転免許を持っていなくても運転できるようになりました。その結果、危険な運転をする利用者が急増したとみられています。改正法の施行から6月までの1年間に電動キックボードの利用者が交通違反で検挙されたケースは、全国で2万5156件となりました」(WEBメディア記者)
また、10月16日にはLUUPを運営するLuup社が、元警視総監の樋口建史氏を監査役に迎えたと発表。SNS上では、「警察機関と癒着することで、LUUPの取り締まりが杜撰になるのでは」と懸念する声もささやかれる。このことについて「文春オンライン」がLuup社にコメントを求めたところ、同社は「ご指摘のことに関しては事実に基づかないことであり、樋口監査役には交通ルールの周知徹底と安全対策の充実強化についてご指導いただきたいと考えております」と回答したという。
二宮は会見で「こいつ(LUUP)自体が危ないわけじゃない」と力を込め、「(乗っている人を)見ていて危ないと思うときはあります。走行マナーがなっていない人を見ると残念。悔しいですよね。(利用者)全体がそういうイメージになってしまう」と警鐘を鳴らしていた。
二宮の起用で走行マナーが改善されることを願うばかりだ。