’25年1月5日からスタートする横浜流星(28)主演の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)。本作は、“江戸の出版王”として浮世絵師の喜多川歌麿や葛飾北斎などを世に送り出した、蔦屋重三郎の生涯を描くエンターテインメントドラマだ。
脚本は’17年放送の大河ドラマ『おんな城主 直虎』や『大奥』(ともにNHK)など数々のヒット作を手がけた森下佳子氏(53)が担当し、物語を案内する“語り”を綾瀬はるか(39)が務める。
放送開始まで残すところ2週間あまり。番組のSNSアカウントで次々と登場人物やオフショットが紹介されるなか、江戸時代の錦絵『雛形若菜初模様』を手がけた絵師・礒田湖龍斎(いそだ こりゅうさい)を演じる人物の“素顔”に衝撃が走っている。
その人物とは、覆面で知られるお笑い芸人の鉄拳(52)。12月17日に番組のXアカウントで劇中カットが紹介され、トレードマークの白塗りメイクとはガラリと変わった“すっぴん”の素顔を見せていたのだ。
額から頭の中央にかけて髪を剃り上げた月代(さかやき)の丁髷ヘアに、和服姿で凛とした表情を浮かべていた。番組インスタグラムの方では13日にも紹介されており、絵筆を持つ様子など別カットが公開されている。
鉄拳にとって大河ドラマへの出演は今回が初めて。今年8月に出演が発表された際には、こうコメントを寄せていた。
《大河ドラマは特に戦国ものが好きで良く観(み)ていました。あり得ないことですが、自分が出演できたらどうなるのか?と、よく想像をしていました。その大河から出演依頼をいただきとてもビックリしたとともに、こんな名誉なことはもう無いだろうと思い、出演を決めました。
あと僕の役、礒田湖龍斎が絵師であることも、何か縁があるのかなと思いました。演技は自信がないですが、絵を描くのは得意なので、絵を描く姿の僕を見てもらいたいです》
「’97年にお笑い芸人として活動を始めた鉄拳さんは、プロレスラー風のワイルドな白塗りメイクと衣装で’00年代前半に多数のバラエティ番組で存在感を発揮。『こんな○○は××だ』のフリップネタで、一躍人気芸人の仲間入りを果たしました。’12年には、夫婦の歩みを描いた“泣ける”パラパラ漫画が大バズリ。以降は“パラパラ漫画アーティスト”として再ブレイクし、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)の劇中アニメーションやCMなどを多数手がけてきました。
そんな鉄拳さんの素顔は謎のベールに包まれてきましたが、’19年に出演したトーク番組で“お笑い嫌いの父親に芸人になることを言えなくて白塗りにした”と覆面にした理由を明かしていました。ですが’21年~’22年にかけては、自らのインスタグラムで何度か素顔を公開したことも。ただ、写真では黒いニット帽と黒いマスクをしていたため、目元しかわかりませんでした。初の大河出演に際して、鉄拳さんの素顔全体を“初めて見た”という人も少なくないようです」(芸能関係者)
ワイルドな白塗りメイクから一転、さわやかな絵師姿となって紹介された鉄拳。サプライズ的な“素顔初公開”に、Xでは驚く声が続々と上がっている。
《#鉄拳 …えっ?えぇええー》
《鉄拳さん!? 初めて素顔見ました》
《て、鉄拳さん。渋カッコいい》
《誰この男前と思ったら鉄拳だった…!》
《鉄拳さん、素顔がイケメンとは聞いていたけど… 想像より素敵なお顔立ちでびっくり》
《鉄拳さん!!これだけで見る価値ありそう》