元SMAP・中居正広(52)が1月23日に芸能界を電撃引退。そんな中、いまだ“無反応”を貫くのが、SMAPメンバーとして長年活動を共にしてきた木村拓哉(52)だ。
中居の引退後、元SMAPのメンバーたちは相次いで声明を発表している。「新しい地図」の稲垣吾郎(51)、草彅剛(50)、香取慎吾(48)の3人は、所属事務所を通じて《突然のことでまだ心の整理がついておらず、言葉が見つかりません。現在お話さしあげることは控えさせていただければと思います。ご理解いただきたくお願い申し上げます》とコメントを発表。
元SMAPでオートレーサーの森且行(50)も《一報を聞き驚いております。コメントは控えさせていただきます。ご理解賜りますようお願い申し上げます》と発表した。
一方、木村は中居の引退に対してノーコメントで、引退同日にはInstagramのストーリーズを更新。犬と散歩する、いつもと変わらぬ様子をアップした。
中居問題にあえて言葉を送らなかった木村の“美学”には、
《中途半端な声明出すより、いつも通りの発信してる方がかっこいい》
《スキャンダルもなく、黙々と日々の活動を続けるキムタクカッコよすぎる》
《キムタクが一番紳士だったんだな》
と賞賛の声が続出している。
木村は、中居問題の真っ只中である1月8日にCM発表会に出席したが、「あんまりこう重々しい空気はなしで、なんかこう楽しく過ごせればいいかなと思っております」と発言。直接の言及は避けつつ、会場の空気を和らげていた。
また、木村の“美学”が見えるのは中居問題だけではない。2月7日に配信されたtimeleszの新メンバーを決めるオーディション番組、通称“タイプロ”に木村がサプライズ登場したのだが、そこで飛び出した後輩への言葉にも賛辞の声があがっているのだ。
「木村さんは後輩であるtimeleszメンバーへ向けて、『スタッフや関係者の方たちが支えてくれてるっていうのを、回を重ねて、みんなも慣れてきているのは感じました。水は用意されていて当たり前になっちゃうと、もったいねえなと思う』とくぎを刺した上で、『疲れてくるとそういうのが抜ける。もう一回、最初のスタートしたところが見渡せる場所に目線を持っていけば、そういうことも忘れずにいられると思う』とアドバイス。この言葉に木村さんの生き様を感じた人は多いでしょう」(芸能ライター)
木村の愛のある説教に、ネット上でも《キムタクのプロ意識はすごい》などと絶賛の声が絶えない。
さらに2月8日に自身のYouTubeチャンネルで公開した、ラーメン店・一蘭を訪れた際の振る舞いも話題に。店内で脱いだコートを“内側を表にして”畳んだ木村。これは外の汚れやほこりを店内に持ち込まないための配慮とされており、視聴者からは《マジで紳士すぎる》といった声も相次いでいる。
SMAP解散後も旧ジャニーズ事務所に残り続けた木村は、多くのバッシングも受けてきた。しかし、ノースキャンダルで第一線を走り続けてきた木村の“美学”が、今再評価されているようだ。
