付近に駐車していたワンボックスカーのことを気にしているのだろうか。高級輸入車に乗った中村芝翫(59)は、“家”に入ろうとせず、周囲を警戒するようにグルグルと回り続けていた。
本誌がそんな芝翫の様子を目撃したのは2月中旬のこと。彼は2月2日から25日まで「猿若祭二月大歌舞伎」に出演。演目『きらら浮世伝』では橋之助(29)、福之助(27)、歌之助(23)の3人の息子も共演していた。
だが彼が生活しているのは、妻・三田寛子(59)や息子たちが住む“自宅”ではなく、愛人と同棲していた“別宅”だったのだ。
この数年は、役者業よりもスキャンダルが話題になることが多い芝翫。芸能関係者はこう語る。
「’16年に京都の人気芸妓との不倫交際が発覚。’21年に“アンジェリーナ・ジョリー似の美女”との不倫が報じられました。さらに’22年からは、アパレル関係の40代女性・Aさんとの不倫同棲が始まったのです」
その現場となったのは、高級住宅街の2階建て住宅だった。もともとは成駒屋の稽古場として使用されていた家で、芝翫の母・雅子さんが住んでいたが、’14年に芝翫と妻・三田寛子が共同名義で買い取って“別宅”としたものだ。
また、芝翫を知る歌舞伎関係者によれば、
「三田さんからすれば、半分は自分の持ち物である家で、愛人がわが物顔にふるまっているのは、面白くなかったでしょう。
芝翫さんとAさんには、取り巻きのようなグループまでできて、その“別宅”でしばしば宴会も行われていたのです。宴会ではAさんが自ら料理をふるまっていました。
こうした芝翫さんの、妻・三田さんをないがしろにしているともいえる行状を、歌舞伎の企画や興行をしている松竹も問題視しており、“厳重注意”したとも聞いています」
厳重注意の効果もあったのか、ようやく昨年、Aさんは別宅を出て行ったという。
「『NEWSポストセブン』が《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》といった見出しで記事を報じました。芝翫さんが家族の暮らす“自宅”に戻り、三田さんが愛人・Aさんを“別宅”から追放することに成功したという内容です」(前出・芸能関係者)
ようやく本妻と愛人のバトルに終止符が打たれたかに見えたが……。前出の芝翫を知る歌舞伎関係者はこう語る。
「芝翫さんは報道では自宅に戻ったことになっていますが、実際には、まだ別宅での生活を続けているのです。またAさんとの関係も続いているそうです」