■成宮の復活はまず単発出演から――
水谷は親子ほど年の離れた成宮から役者として強く刺激を受けていたという。
「成宮さんの活動再開へ、水谷さん自ら助け舟を出したかったようです。昨年の『相棒』元日スペシャルでは、成宮さんの過去の出演シーンが放送され、甲斐の恋人・悦子(真飛聖)は9年ぶりに復活を遂げました。これは成宮さんの“復帰”を前提に撮影されたと聞いています」(前出・制作関係者)
水谷が熱望する成宮の『相棒』復帰。だが、課題も少なくない。
「広告主がコンプライアンス問題に過敏になっており、水谷さんがいかに望んでも成宮さんが10月期からレギュラー出演するのはハードルが高いです。そのため、現在水面下で進んでいるのは、来年の元日スペシャルでの甲斐享“単発復帰プラン”なのです。
成宮さんが復帰した『ABEMA』はテレ朝系列でもあります。視聴者の反応を見ながら、水谷さんの“鶴の一声”があれば『相棒』の広告主も納得します。成宮さんの『相棒』復活が反響を呼べば、新たな展開が生まれるかもしれません」(前出・ドラマ関係者)
水谷は1年半前の『朝日新聞』のインタビューで、『相棒』への本音をこう明かしていた。
《放送開始前に『この面白さならシーズン5はやれる』と言ったら、皆に『えっ』と驚かれました。始まってみると好評で『シーズン7までいけばいいね』となり、『映画版までは』となって、今はプロデューサーと『完全にやめ時を失ったね』と話しています(笑)。道を歩いていても『あ、水谷豊だ』じゃなくて『あ、右京さんだ』と呼ばれます。若い頃はイメージが固まるのが嫌で、すぐに違うことをやりたがっていた。でもね、右京はなかなか飽きさせてくれない。だからこんなに長く付き合えているのでしょう》(2023年8月23日)
水谷と成宮の『相棒』再共演、いちばん複雑な思いは寺脇かも!?
