■デビュー前から掲げる“アジア進出”の目標
中国進出はSnow Manにとって悲願であった。
「Snow Manは、’19年8月のデビュー決定時に、“アジア進出”を目標に掲げ、デビュー初年度となった’20年にはアジアツアーが予定されていました。これに際して、デビュー前から中国のSNS・Weiboを開設し、情報を発信してきました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、アジアツアーは中止に。
そんな中でも、アジア進出を意識し続け、メンバー全員で中国語を学び、中国語の検定を受けて合格したこともあったそうです。
’21年に、中国アニメ映画でメンバーの佐久間大介さん(32)が吹き替え声優を務めた際には、日本版主題歌を担当し、中国語の歌詞も織り交ぜました。
Weiboでの発信を地道に続けてきた結果、今ではフォロワー数が113万を超えています」(前出・芸能関係者)
’22年のドラマ『silent』(フジテレビ系)に出演して大ブレークを果たし、Snow Manを引っ張ってきた目黒。’23年に『この歌詞が刺さった!グッとフレーズ』(TBS系)に出演した際には、俳優業は、「(国民的グループになるための)一環でしかない」といい、さらに「グループのためにならない仕事はしない」と語っていた。
その言葉どおり、降板は“Snow Manの夢のため”であった。
「’24年10月に公開されたSnow Manのアルバムのプロモーション映像が物議を醸し、公開停止になったことがありました。
なんでも、『KATANA』という楽曲の映像内で登場した刀に、日中戦争で中国侵略を指揮していた司令官の名前が刻まれていたそうです。これが問題となり、中国のSNSで炎上したのです。このとき、レコード会社は《当社における公開前の確認が不十分であったため、不快な思いをされた方及び映像を楽しみにされている皆様に深くお詫び申し上げます》と謝罪しています。
こういった過去も踏まえ、降板という判断に至ったのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
周防監督の所属事務所と、映画の配給会社に目黒の降板について問い合わせたが、返答はなかった。
4月に放送されたテレビ番組『日曜日の初耳学』(TBS系)で、目黒はSnow Manの海外進出について聞かれ、「日本のアーティストとか日本の俳優っていう誇りを持ってチャレンジして、その姿で日本の方が“こういうふうに頑張ってる人いるんだな”とか、そう思ってもらえたら」と語っていた目黒。
国民的アイドルを超えた“世界的アイドル”を目指し、歩みを進める。
画像ページ >【写真あり】目元にクマもあった休止発表直前の月9現場での目黒蓮(他19枚)
