■“親父っぽい役もやってみたら”
しかし、年齢を重ね、松田のなかで心境の変化があったという。
「優作さんと交流があった佐藤浩市さんと共演したときには、『ウチの親父ってどんな感じでした?』と興味津々に質問していたこともあったそうです。また’14年の日本アカデミー賞授賞式では《(父親の影響は)ありますね。うまく言葉にできないですけど、目指しているところはありますね》と明かしています」(前出・松田の知人)
松田は、父の享年と並んだ後、弟の翔太(39)と優作さんを偲ぶ“兄弟旅”に出ていた。
「一昨年の5月に龍平さんが40歳を迎えたのを機に、兄弟で旅行を計画したそうです。自然豊かな雪山でスキーや焚火を楽しむなど、2人で水入らずの一週間を過ごしたとか。
厳格な父にこっぴどく怒られた幼少期や、年を重ねて理解できた役者としての偉大さなど、優作さんについて2人で深く語り合ったそうです。翔太さんが龍平さんに“そろそろ親父っぽい役もやってみたら”と提案することもあったといいます。
『探偵物語』のリメイクに挑戦することを決めた背景には、翔太さんからの後押しも大きく関わっていたのかもしれません」(前出・松田の知人)
テレビ朝日にドラマの詳細について取材したところ、《今後の編成に関しては、お答えすることはありません》という回答だった。
松田は『探偵物語』への挑戦で、“怖ろしい父”の真髄に迫ることはできるのか――。
画像ページ >【写真あり】龍平が6歳の時に亡くなった松田優作さん(他10枚)
