中居正広氏(写真:本誌写真部) 画像を見る

8月27日の昼過ぎ、都内の自宅マンションから目深に帽子をかぶり、車内のシェードを下ろし、極力顔が見えないように中居正広氏(53)は車を走らせていた。周囲を見回し、人影がないことを確認すると、シェードを上げ、スピードも上げて“再始動”へと動き出していた――。

 

フジテレビが、中居氏とフジテレビの元女性アナウンサー・Aさんとの一連の問題で、元社長の港浩一氏(73)、元専務の大多亮氏(66)に対して50億円の損害賠償を求め提訴したのはその翌日のことだった。全国紙記者は言う。

 

「’23年6月にトラブルが発生した際、港氏は社長、大多氏は専務として対応にあたりました。しかし、3月末にフジテレビが設置した第三者委員会による調査報告書のなかで、港氏は『絶対に口外するな』などと指示しており、“性暴力への理解を欠き、被害者救済の視点が乏しかった”と指摘されることに。フジテレビは6月5日の会見で、港氏、大多氏両名に対して多大な損害を与えたことへの法的責任を追及するため、訴訟の準備に入ったと話していました。

 

今回の発表では、訴訟にいたった経緯について、2人が“善管注意義務(善良な管理者の注意義務)を負っていたのに怠っていた”として、《2025年6月30日までにフジテレビが被った損害額453億3503万6707円の一部》である50億円の賠償金を求めたのです」

 

フジテレビ関係者は言う。

 

「端的にいえば、中居氏が起こした事件によって、フジは少なくとも450億円以上の損害を被っているということになります。6月の会見の翌月には社内で、“フジテレビは中居氏も訴える準備をしている”という話が聞こえてきていました。

 

今回フジは港氏と大多氏を訴えましたが、局の上層部は“これだけで終わると身内だけのことで終わってしまう。中居氏も訴える検討を続けている”といいます」

 

そんななか、中居本人はこの夏は基本的に自宅でひきこもり状態だったという。中居氏を知る芸能関係者はこう語る。

 

「一時は仕事関係者から送られたLINEが既読にならないため、体調不良説が浮上していました。しかし、最近になって体調が回復したようで、知人に2度にわたって《ひま、ひま、ひま》とメッセージを送っていたといいます。

 

また、母校である平塚学園高校が神奈川県大会の準々決勝で、甲子園の常連・横浜高校と対戦し9回ツーアウトまでリードしていたのに逆転負けを喫したことで、また高校野球にハマったようです。地元の友人には“本当は球場に行きたいけど騒ぎになるから自宅観戦する”とつぶやいていたとか」

 

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