「貯金はないしどうすれば…」林家ペー語った自宅火災後の苦境…パー子とは「別々に生活でパーマもかけられない」
画像を見る 外壁に、すすが残る林家ペーの自宅マンション

 

■「僕の芸能人生でいちばんの注目度」

 

ペーも近隣住民との関係は、真剣に悩んでいるというが、ほかにも問題が山積みで、考えがまとまらない状態のようだ。

 

「パー子とは、いまは別々に生活しています。僕はいろいろなところで寝泊まりしていて、彼女は(自宅近くの)親戚の家にいると思うんだけど、彼女は携帯電話も持っていないから、この2日間ぐらいは連絡も取ってなくて。彼女、いつも公衆電話とかから、かけてくるんだよね。携帯を持たない理由? 聞いたことがないな。なにせ彼女はアバウトだから。

 

僕の髪、いつもよりパーマがかかっていないでしょう? いつも彼女がピンクのカーラーで巻いてくれるんだけど、いまはいっしょにいないから」

 

火事発生当初、“仏壇のろうそくの火が燃え広がった”という報道があったため、パー子の認知機能を心配する声も上がっていた。

 

「昔から、パー子はピントがずれているところがあるし、ノー天気だからね。認知症じゃないかと言われれば、“そうですね、僕もそう思ってます”という感じ。

 

パー子という芸名をつけてくれたのは、(三平師匠の妻の)海老名香葉子さんなんだけど、うまいことつけたもんですよ。

 

僕もそうだけど、パー子も4人のコたちのことを悲しがっています。子供のいない僕たちにとって、火事で死んでしまった4人の猫たちは、わが子同然だったから。もう、みんないないんだと思うと、切なくて……。パー子は、どこかに埋葬してあげたいみたいなんだけど、勝手に埋めたりもできないしね。

 

恥ずかしい話かもしれないけれど、パー子と“老後”について話したこともなかったの。いいときは、新幹線で全国に営業で回ったりもしていて、年収も2人で何千万円なんてときもあったけれど、そんなお金は、人付き合いとか写真代とかに使ってしまって。知り合いに差し入れで肉まんを持っていくことも多いんだけど、年間で260万円も肉まんに使っていたこともあった。

 

いまは昭和芸人をはるかに通り越した、『BC(紀元前)芸人』だから、仕事もなくてね。それでも2人とも大きな病気もしていないし、ずっと芸人をやって、4人の猫ちゃんが死ぬまでゴハンを食べさせてあげられればいい、と思っていたのだけど。

 

そんな僕たちが、火事で注目されて、テレビ局やスポーツ紙が取材に来てね。芸能人生でいちばんの注目度ですよ(笑)」

 

今後の生活の立て直しについて聞くと、ペーは「わからないね」と首をひねる。

 

「燃えた家のこと、補償のこと、猫の埋葬のこと……、いろいろ決めていかなくちゃいけないんだけど、いまはわからない。

 

でもね、今回初めてわかったことがあった。昔、笑福亭鶴瓶さんや上岡龍太郎さんにも言われたけど、ペーとパー子は合わせて一人なんだって。彼女がいないとパーマもかけられないし、やっぱり僕にとって彼女の存在が大事なんだね」

 

帰る家も、衣装も、写真もパーになってしまった林家ペー。インタビュー後、去り際にポツリ。

 

「今晩は、パー子から電話がくるかな……」

 

画像ページ >【写真あり】自宅から焼け残った衣装などを持ち出して生活する林家ペーとパー子(他2枚)

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