「来春の改編はかなりの大規模になり、多くの番組が終了します。しかし、局内で“終わってほしい番組ランキング”1位と呼び声の高い“あの番組”が継続することに疑問の声があがっています」
こう語るのはフジテレビ関係者。
昨年末に発覚した中居正広氏(53)と元フジテレビの女性アナウンサーとのトラブルを契機に、一時はほとんどのクライアントがCM出稿を取りやめるなど、かつてない大打撃を受けたフジテレビ。現在はCM出稿も徐々に戻り、一時期のような致命的な状況は脱したが、その余波は決しておさまっていない。
今年4月にスタートしたばかりの情報番組『サン!シャイン』が、来年3月をもって終了することがつい先日一部スポーツ紙で伝えられた。本誌もバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』が来年3月に終了することを報じており、春には大改編が待ち構えている。
そんななか、冒頭のように局内で疑問視されているのがニュース番組『Live News イット!』だ。
『イット!』は’19年4月にスタートし、当初は元フジテレビのフリーアナウンサー・加藤綾子(40)がメインキャスターを務めていたが、’22年9月末に降板。その後は同局の宮司愛海アナ(34)がメインキャスターに就任し、昨年4月からは元NHKのフリーアナウンサーである青井実(44)が起用され、宮司アナと青井アナの2枚看板体制となっていた。
しかし、今年4月にフジテレビは、青井アナにコンプライアンス違反があったとして厳重注意したと発表。昨年5月ごろ、同番組のリハーサル中に、フリップの演出が上手くいかなかったことに対し、青井アナがスタッフを強い口調で叱責するなどしたという。
青井アナも『イット!』内で、コンプライアンス違反を謝罪し、フジテレビも二度と同様の言動がないよう申し入れを行い、騒動は丸く収まったかと思いきや――。
16日に、本誌は同日に『イット!』の緊急会議が行なわれ、青井アナと宮司アナが降板することが局内で発表されたことを報じた。後任は同局の榎並大二郎アナ(40)と山﨑夕貴アナ(38)が務めるという。
メインキャスターを2人とも変えるという大ナタを振るった『イット!』だが、それでも番組は継続することに疑問の声があがっているようだ。前出のフジテレビ関係者はため息をもらしながら
「青井アナ降板の主な理由は経費削減とやはりハラスメント問題のイメージを払拭できなかったことだと聞いていますが、宮司アナに関しては何も過失がなく、青井アナ降板にともなう“とばっちり”だそうです。
それだけでなく、視聴率も裏番組のドラマの再放送に負けることもあるほど悪いだけでなく、『イット!』はこれまで大谷翔平選手が新居を購入した際、詳細に報じて近隣住民にまでインタビューを敢行。大谷選手本人を怒らせるなど、番組の内容でも幾度となくやらかしてきています。『サン!シャイン』は1年で終わらせるのに、1番終わらせるべき材料が溜まりに溜まっている『イット!』が終わらないのは不可解です。
先日、報道局の全体会議があったらしいのですが、報道の編集長が『イット!』のコアバリュー(中核とする価値観)を説明している最中に、若い女性記者のマイクが間違えて入り“この会議がストレスだ”と言う声が会場に響いて入るというトラブルがありました。話は瞬く間に社内で噂となり、それくらい『イット!』は社内でも“お荷物扱い”されているんです。果たしていつまで続くのやら……」
画像ページ >【写真あり】後任に選ばれた「2人の好感度抜群アナウンサー」(他1枚)
