今年、デビュー25周年を迎えた綾瀬はるか(40)。年末恒例の「NHK紅白歌合戦」では6年ぶり4回目の司会を控えている。
「先日最終回を迎えたNHK大河ドラマ『べらぼう』では九郎助稲荷役を務め、語りのみならず、ドラマにもたびたび登場する重要な役を務めました。また6月放送のNHKドラマ『ひとりでしにたい』では、叔母の孤独死をきっかけに“終活”を始める独身アラフォーを好演しました」(スポーツ紙記者)
プライベートでは’24年7月にSixTONESのジェシー(29)との交際が報じられ、グループとして紅白に出場する彼との”共演“も注目されている。
まさに公私ともに絶好調の綾瀬。そして12月上旬には‘26年4月公開の映画『人はなぜラブレターを書くのか』での主演が発表。本作は、’00年に日比谷線中目黒駅構内で発生した脱線衝突事故の実話を基にしている。
「この事故で亡くなった青年に20年以上の時を経て送ったラブレターがきっかけとなって起こった逸話をベースにした作品になっています。監督は映画『船を編む』(’13年)で第37回日本アカデミー賞の作品賞を含む6冠をもたらした石井裕也氏(42)。綾瀬さんは少女時代に思いを寄せた青年に、時を超えて手紙をしたためる女性を演じます」(映画業界関係者)
綾瀬本人も公開発表の際に《脚本を読んだ時に涙が止まらなくて、心が揺さぶられました》とコメント。というのも、この映画への出演は綾瀬が石井監督の“大ファン”だったことがきっかけだったという。
「『人はなぜ~』で綾瀬さんと石井監督は初タッグとなるのですが、じつは以前から綾瀬さんが石井監督の作品に心酔していたそうなのです。今作は彼女からのラブコールによる“逆指名”だったといいます」(前出・映画業界関係者)
綾瀬という強力なダッグを得た石井監督だが、「彼に関しては“ある訴訟”が注目されているのです」と眉を顰めるのは制作関係者だ。
「今年8月、石井監督が脚本・編集・演出を行った池松壮亮さん(35)主演のNHKスペシャル枠のドラマ『シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~』が、遺族からの抗議を受けて問題に。劇中で登場人物のモデルである陸軍中将の飯村穣さんの孫にあたる元外交官の飯村豊さんが、“祖父が卑劣な人間に描かれ名誉を毀損している”と主張しているのです」
そして12月24日、飯村氏は記者会見を開き、石井監督とNHKや制作会社など5社を被告とした550万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたのだ。
11月に本誌は飯村氏に取材をしており、同氏は「実際にドラマを拝見しましたが、“これはひどいな”と思いました」「石井監督と池松さんが企画実現にいたった経緯も存じあげていますが、取材や史実の確認などをふくめ、脚本を書くにあたってもう少し歴史を勉強された方が良かったのではないでしょうか」などと答えていた。
前出の制作関係者が続ける。
「石井監督の手腕は誰もが認めるところですが、来年から飯村さんとの裁判が始まることになるため、その成り行きが心配されています。『人はなぜ~』の興行成績に直接的な影響はないと思いますが、石井監督とダッグを熱望していた綾瀬さんとしては想定外の出来事だったのではないでしょうか」
裁判の波紋はどこまで広がるのか――。
画像ページ >【写真あり】美しすぎる!映画祭に登壇した綾瀬の“ドレッシー姿”(他19枚)
