3月8日放送の報道番組『サンデーモーニング』(TBS系)に出演した“あるパネリスト”の発言が波紋を広げている。
この日の番組では、日本の国会で起きている“異変”として、2026年度の衆院予算委員会の審議時間が、与党の提案通りに進めば従来より大幅に短くなる可能性があることが取り上げられた。
司会を務める元NHKアナウンサーでフリーアナの膳場貴子氏(51)はこのニュースについて、「野党のベテラン議員がことごとく落選したので、論戦が盛り上がらないんですよね。さらにこれだけ審議時間が短くなると、言論の府としての役割を果たせなくなるんじゃないかって心配になってしまいますよね」と懸念を示した。
続いて、パネリストの朝日新聞記者・高橋純子氏(55)は「与党が憲政史上最悪のことをやっている、暴走しているという風に言って差し支えない」と指摘。
さらに、高市早苗首相(65)について「なにか大いなる勘違いをされている」と述べ、「選挙で確かに自民党は圧勝しましたが、でもそれは私たち有権者が白紙委任状を渡したわけでもなんでもない。国権の最高機関である国会を軽視する、そこでの答弁を忌避する人は政治家にも、ましてや首相にもなるべきではないと思います」と厳しく批判した。
その流れで、膳場氏が国会のあり方について意見を求めたのが、霊長類学者で‘14年から‘20年まで第26代京都大学総長を務めた山極壽一氏(74)だった。
山極氏は「衆議院選挙って高市さんの信任投票だったんだよね。今、高市さんは少し強引なことをやりながら、どこまで国民が着いてくるか見ていると思う」とコメント。さらに、「高市さんは失言も多いですから。この前の台湾の話もそうなんだけど。なるべく自分が発言しないように心がけてる」としたうえで、次のように持論を展開した。
「だけどね、僕は動物学者だから、大変失礼なことを言うけどさ。いま、日本人は、神通力を求めてるんですよ。先が見えない。なんか力で引っ張ってくれる人がいないかなと思っていて。高市さんってね、実は神通力のある“ある動物”に似てるんだよ」
さらに山極氏は「言わない。あんまりにも失礼だから。だけど見ていればわかるよ。日本人が奉っている“ある動物”に似てる。この前ね、東京都知事の小池(百合子)さんと2人並んでいたらね。『あー、そうや、この2人は神通力を持っている二種類の動物にそっくりだ』と思った」と語り、スタジオは笑いに包まれた。
最後に山極氏は、「そういう感じで、われわれ国民は期待してるんじゃないかな。どこまでこの神通力を発揮できる人がトップに立てるのか。でも、その危うさがあるわけだよね。その神通力が崩れ去ったときに、もうすっかり信用を失いますから。そういう局面に高市さんが立っているってことは、本人も自覚してほしいなと思います」と述べた。
しかし、高市氏を動物にたとえたこの発言はネット上で物議を醸すことに。Xでは
《スタジオ内の笑い声も含め、なんぼなんでも失礼すぎやしませんか》
《高市総理をどう評価するのかは、それぞれ違うでしょう。それはあくまで政策ベースです。しかし「ある動物に似ている、キツネだ」とか、一国の首相に対して、失礼極まりなく、そしてそもそもが下品で下衆な表現です。信じられません》
《ちょっといくらなんでもこれは……例え相手が誰であろうと……》
といった批判の声が相次いだ。
「SNSではこの“動物”について、高市氏をキツネ、小池氏をタヌキだと受け取った声が目立ちました。いずれも日本の伝承では人を化かす存在として語られてきた動物ですから、一国の首相をそうした象徴に重ねた表現に抵抗感を覚えた人も少なくなかったのでしょう」(政治ジャーナリスト)
そんななか、落語家の立川志らく(62)も8日、Xでこの騒動に言及。《サンデーモーニングでとある学者が高市総理のことを神通力のある動物だと例えて、炎上中。ちなみに私はこの番組はお笑い番組だと思っています》と皮肉交じりに投稿した。
スタジオの空気とは対照的に、SNSでは批判が噴出。著名人も言及するなど、発言の是非をめぐる議論が広がっている。
画像ページ >【写真あり】「神通力を持っている動物にそっくり」発言が物議を醸す前京大総長(74)(他2枚)
