■堂本剛や森田剛に憧れたジュニア時代
先輩のバックダンサーを務めるというのはジュニアならでは。しかし昨今は少し事情が異なるようだ。
「近年はジュニアの人気が上がっていることもあり、デビュー前ながら単独の公演やテレビ出演などの仕事が増えています。いっぽうでこうして多忙を極めるためか、ジュニアがバックダンサーとして先輩のライブに出演する機会はかなり減っていました。今回の嵐のバックを務めたメンバーのなかには、ツアーに参加するのが初めてというジュニアもいます」(前出・音楽関係者)
しかし演出家歴20年以上の松本にとって、経験の少ないジュニアたちをラストツアーに参加させるのは、ライブの完成度に不安を残すような気も……。
「確かに、バックダンサーにも高い技術を求めるならプロのダンサーを起用することもできます。それでも松本さんはジュニアを出演させることにこだわったそうです」(芸能関係者)
そこには松本自身のジュニア時代の思い出が関係していた――。
「嵐はジュニア時代にKinKi KidsやV6らのバックダンサーを経験しており、先輩の歌や踊りを間近で見てきました。松本さんも堂本剛さん(46)や森田剛さん(47)の踊りに引かれて、バックを務めた際には食い入るように見て学んでいたそうです。ライブの雰囲気を肌で感じることで演出へのこだわりも養われたようで、当時の経験は今に生きています」(前出・芸能関係者)
松本は、学びの場が激減し、苦境にあるジュニアたちを見かねていたという。
「松本さんがいちばん大切にしているのが“ファンの視点”。“ファンが見たいのはどんな姿か”“いちばん後ろの席からはどう見えるか”を常に考えているそうです。ただ、それをしっかりと理解するにはとにかく経験が必要。そのためジュニアたちにはステージの回数をこなしてほしいという思いがあったといいます」(前出・芸能関係者)
松本の思いは愛弟子たちにしっかり伝わっているようだ。
「嵐に憧れて入所したというジュニアも少なくないため、今回の出演オファーにみんな感激していました。リハーサルでは、松本さんが細かな動きや見え方について自ら説明する場面もあったそうです。“学ぶことが多すぎる”“自分たちのライブでも早く発揮したい!”とうれしそうに話すジュニアもいました。
札幌ドームは交通の便が悪く集客が難しいことから、札幌ドームでライブを開催できるアーティストはごく一部。そんなステージに立つことができたというのも、ジュニアにとっては貴重な機会だったようです」(前出・音楽関係者)
前出の芸能関係者は言う。
「今回のツアーで活動を終了する嵐は“もう一回”ができないだけに、ジュニアたちが次の時代を盛り上げてくれると期待しているといいます。松本さんは嵐としての26年間のノウハウを今回のツアーに詰め込んでいます。それをジュニアたちに体感させることで“次は君たちだよ”と伝えたいのでしょう」
松本の思いを受け継いだ若い世代が、いつの日か嵐に代わりアンコールに応える!
画像ページ >【写真あり】嵐のバックダンサーを務めたジュニアたち(他19枚)
