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かつて「楽しくなければテレビじゃない」を掲げ、潤沢な制作費と高いブランド力でメディア界の頂点に君臨していたフジテレビ。しかし現在、同局は全盛期と比べて、かつてないほどの資金難と経営の苦境に直面している。

 

「地上波テレビ全体の広告収入が落ち込むなか、フジテレビの打撃は特に深刻。番組制作費は全盛期から大きく減少し、ドラマのロケ費用やスタジオセットの予算もかなり削られています。

 

かつては’80年代から’00年代にかけて年間視聴率三冠王を連発していましたが、近年はゴールデン・プライム帯(19~23時)の視聴率で他局の後塵を拝する厳しい状況が定着。かつて20%を超える大ヒットを連発していた看板番組枠でも個人・世帯ともに数字が伸び悩んでいる状況。4月にスタートした音楽番組『STAR』は個人視聴率1.2%を記録するなど、視聴率が0%台間近まで低迷している番組も少なくありません」(フジテレビ関係者)

 

そうした苦境のなか、東京・お台場のフジテレビ本社ビルで、局の歴史を象徴する“あるシンボル”が姿を消していたという。別のフジテレビ関係者が明かす。

 

「10階の大会議室に長年飾られていた、日本の洋画家・嵐知重氏の作品とされる『紅富士』が撤去されていたのです。作者は、紺綬褒章や文化勲章、ブラジルの文化勲章などを受賞し、多くの国会議員の肖像画を作成してきた人物として知られています。

 

この絵画は幅8~9メートル、高さ1.5メートル以上ある巨大な作品で、昨年1月にフジが中居正広氏の性加害トラブルに関する会見を開いた際にもバックに大きく映り込んでいたので、見覚えのある方も多いはず。

 

この絵画は、’97年にお台場の本社社屋が開設されてから長年にわたって大会議室に飾られていたフジの象徴といっても過言ではありません。局員のあいだでは会議室は“赤富士の部屋”などと呼ぶひともいましたが、その絵画が忽然と姿を消したので『(部屋を)なんて呼べばよいのか分からなくなっちゃったよ』と局員らは話しているようです」

 

いったいなぜ、このタイミングで“局のシンボル”が撤去されることになったのか。

 

「大手オークションサイトでは美術名鑑の資料に基づき、同作家の作品の評価額は10号サイズ(530mm×455mmほど)につき360万円と紹介しています。今回の作品のサイズはそれを大きく超えるため、単純計算にはなりますが低く見積もっても数千万円以上の評価額が付いてもおかしくない作品です。

 

収蔵品の売却にせよリース品の返却にせよ、資金難のためではないかとの見方をする局員もいるようで、局内からは『そこまで金がないのか』と驚く声も。とはいえ、長年フジを見守ってきた名画をこのタイミングでなぜ手放すことになったのかは、上層部から詳細な説明はなされていません」(前出・別のフジテレビ関係者)

 

フジテレビに絵画の撤去に関して取材すると以下のような回答があった。

 

「当該絵画は、全社的に進めている社屋改修に伴い、会議室から撤去いたしました」

 

会社のシンボルを取り払い、フジは新しく生まれ変われるだろうか――。

 

画像ページ >【写真あり】フジテレビ局内から撤去されていた“3億円相当のシンボル”(他7枚)

出典元:

WEB女性自身

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