9月1日、女優の中村ゆりさんが直腸がんのため死去した。44歳だった。
14日に所属事務所が発表した訃報に、著名人やファンから多くの追悼の声が上がっている。
「‘14年にN H K連続テレビ小説『花子とアン』で中村さんと夫婦役を演じた俳優の鈴木亮平さんは自身のXで《強く柔らかく、誇り高く美しく、まさに百合のような人でした》と故人の人柄を表現。《悔しい》と早すぎる別れを惜しんでいました。
中村さんがかつて活動していた2人組デュオ『YURIMARI』のメンバー・ MARIさんはXで《出会ってからの35年分の思い出が毎日のようにかけめぐり、まだそこにいるんじゃないか、声が聞こえてきそうな感じがして、会いたい、話したい》と悲痛な思いを吐露。そのほかにも数多くの芸能人や監督、関係者などから別れを惜しむ声が相次いでいます」(スポーツ紙記者)
中村さんは、‘07年、映画『パッチギ!LOVE&PEACE』のヒロインに抜擢され、「2007年度全国映連賞」で女優賞を受賞。映画『天国からのラブレター』(’07年)、映画『そして父になる』(‘13年)、ドラマ『探偵の探偵』(’15年・フジテレビ系)、ドラマ『クロサギ』(‘22年・TBS系)、ドラマ『今夜はコの字で』(BSテレ東)シリーズなどに出演し、その気品あふれる存在感で数々の作品を彩ってきた。
そんな中村さんには、生前、最も愛する“家族”がいた。中村さんを知る芸能関係者が語る。
「愛犬の天ちゃんです。‘15年に生まれたというポメラニアンの男の子で、ゆりさんが天ちゃんを家族に迎え入れたのは’19年のこと。“ブラックタン”という子熊のような毛並みを持った珍しい犬種で、彼女にとってこの子は“歴代5匹目”となる愛犬だったそうです。
ゆりさんのインスタグラムは、時に“天ちゃん一色”といってもいいほど愛犬の可愛らしい画像で埋め尽くされることも。また、ゆりさんはS N S上で“犬の里親募集のリポスト”や“動物保護に関する投稿”をしていたこともありました。‘20年には路上で見つかった大型の亀の写真を投稿して《心当たりのある飼い主さんは事務所までご連絡ください》と情報を呼びかけるなど、動物への愛が人一倍強い方でしたね」
‘21年のインタビューでも、愛犬の天ちゃんについて《私は犬変態(親バカ・大の犬好き)なので(笑)、家に帰って愛犬が居てくれるだけで気持ちを切り替えられます。溺愛しています》と語っていた。
そんな天ちゃんは昨年2月27日に死去。中村さんが天ちゃんとの別れをファンに向けて公にしたのは、丸一年後の命日だった。
中村さんは自身のインスタグラムを更新し、《どんなタイミングでお伝えしようか凄く迷っていて、メッセージなどでも、天ちゃんどうしていますか?元気ですか?といただくたびに、胸が痛かったのですが、、》と悲痛な思いを書き出し、愛犬との別れを報告。
そして《私の投稿を見てくださる皆さんに、私の悲しさや苦しさをシェアして良いものなのか、、葛藤しました》と複雑な心境を綴り、《日々天ちゃんがいない喪失感を、少しづつ時間薬が癒してくれると願う気持ちと、癒されたくない、忘れたくない、と矛盾した気持ちを抱えて》と、この1年間、天ちゃんとの別れに苦しんでいたことを告白。そして《皆さん、そして可愛い可愛い天ちゃん、本当にありがとう》と感謝を伝えていた。
X上では、中村さんと愛犬をともに追悼する投稿が多くなされている。
《彼女も愛犬家だったんだよな。昨年に愛犬を亡くし、自分も癌が再発したとき、果たして何を思ったのだろう》
《中村ゆりさんと愛犬天ちゃんの絡みが大好きでした 今一緒にいらっしゃるかなあ…》
《中村ゆりさん、天ちゃんと再会できたかな》
前出の芸能関係者が続ける。
「ゆりさんのインスタグラムには、“Angel’s”(天使)というタイトルで天ちゃんとの日々をまとめたストーリーズのアーカイブが残っています。そこには、ゆりさんの手作りご飯や散歩の様子、仲睦まじい2ショットなどが。がん闘病中、天ちゃんがどれだけゆりさんの心の支えになっていたかがひしひしと伝わってきます」
天国で中村さんと天ちゃんが再会していることを願うばかりだ。
