[E:note] そうすると、やはり奥さんのそのときの恋愛模様が詞に出やすい?奥: そのときの恋愛している気持ちを歌っているときもあれば、すごく満たされてから逆に破壊したくなるというか…そのときの状況と真逆の歌を歌いたくなる(笑)。失恋をしたときにめっちゃハッピーな曲を作ったりもしますしね、そう考えると、逆のことが多かもしれません。[E:note] 安定しているとわざと壊したくなる?奥: そうなんですよね、ありませんか?そういう感じ。ないものねだりというか、人間そういうところありませんか、ねっ(笑)![E:note] 平凡な生活を送っていると、そこから抜け出したくなったりね(笑)。奥: 一人のときは誰かほしい! って思うのに、二人でいると煩わしいと思っちゃう(笑)。[E:note] 奥さんはわりと一人でいたいってほう?奥: 一人でいたいんだけど寂しい……みたいなね(笑)。だから、二人でいつつ一人を保てるのが良い。オブラートにくるんだままで二人でいる、みたいなぁ? 膜ぐらいあったほうがいいんですよ(笑)!![E:note] 膜ってそんな~(笑)。そうすると、 癒されるのはどんな場所なんですか。奥: 犬を触っているときがいちばん癒されるんですよ、愛犬は実家にいるんですけどね。あるとき母が写真を送ってきて、無性に会いたくなっちゃんですよ。夜中に東京から千葉まで出て行ったことがありましたね。やっぱり気持ちがすさんでいると、犬をなでたくなりますね(笑)。[E:note] できれば飼いたい?奥: それはちょっとムリなんですよね、世話をするのは大変だから(笑)。[E:note] アハハ! 自分が会いたいときだけ会えればいい!って、どんな性格なん!奥: 昔っから感覚だけで生きていますね、ホントに。計画性とかまったくないし、自分がいまやりたいことがあればそれ!みたい。それがいいのか悪いのかわからないんですけど。[E:note] 趣味は?奥: 趣味ということが何なのかわからないくらい何にもしないです。音楽を作ることは趣味じゃないと思うんですけど、それ以外は一人で、家で何かしているのが好きですね。テレビ大好きなんですよ! テレビを見ながらじゃないと寝られないくらい(笑)。[E:note] そんなに何を見ているんですか。奥: テレビショッピングです、すぐに電話しちゃうんですよ(笑)。お肌に良い!って思ってテレビを見ているんだったら、早く寝た方がいいんじゃないか! って思うんですけど(笑)。[E:note] もし、シンガーソングライターになりたいっていう人がいたら、どんなアドバイスをします?奥:「う~ん、、違う道もいろいろあるし、、?ちゃんと考えた方がいいよ!」って言いますね(笑)。私自身は、シンガーソングライターになりたいっていうよりも、何か自分を認めてもらえるものになりたかったというか、手段だったんですよね、歌を作って唄うっていうことが。だから例えば、絵を描いてそれが認められたら絵でも良かったし、もし、私も違うもので自分を少しでも評価してもらえるものがあれば、それでも良いのかもしれない……。でも、ないので…。 [E:note] では、奥華子にとって歌ってどんなものですか。奥: 初めは手段だったかもしれないけど、今は聴いてくれる人がいて、ライブをやるにしろCDを出すにしろ、待っていてくれる人が多かれ少なかれいてくださるということが自分の生きる気力? にも、唄う意味にもなっていますね。あとは、残したい! というのがありますね、自分が子供を産んで世に命をつなぐように。時代に残る歌を作れたらいいなぁってすごく思っています。[E:note] 最後に、今回『あなたに好きと言われたい』発売記念ライブは、初めてバンドで唄われるそうですね。奥: 十年くらい、孤独な人生を歩んできたので(笑)。ちょっとさすがにもっと人と関わりたいというのもあるし、ある意味、ずっと弾き語りでやってきた奥華子というのがあって、だからこそ違うことをやってみようとい思えたので、挑戦でもありますね。楽しみもいっぱいあるんですが、これから始まるライブツアーでは、1日2回公演なんです。弾き語りの奥華子とバンドと、2回聴いてもらえれば、2倍楽しんでいただけるんじゃないかと思います。奥 華子さんのインタビューは今回で終了です。ご愛読ありがとうございました[E:happy01]