[E:note] これからの音楽活動の方向性としては、今後さらにライブ活動を活発にされたいとか、それともしばらく楽曲作りに専念されたいとか、来年に向けてどのようなプランを考えていらっしゃいますか。
008うり: とりあえず、11月にフルアルバムを出しまして次の制作には入っていますが、ライブをもっとやっていきたいですね。それと、私としては、ライブをやる「場所」にこだわっていきたいんです、ふつうのライブハウスというより面白いところでやりたいと思っていまして。今年のツアーも、キャバレー的な、昭和の匂いが残っているところを選んでやってきましたが、なんかこう、ひと味違う箱でやっていきたいというのはありますね。

[E:note] 『歌姫』として登場していただく方によく伺うのですが、うりさんのパワースポットはありますか。
うり: すごく現実的ですけど、プールに行くとリフレッシュしますね(笑)。力を抜きに行くというか、走ったりするのがあまり好きではないので、体をほぐすために泳ぐんですけど……(笑)。自転車でちょっと距離はありますが、市営の温水プールに行って、わりと本気で泳いでいますよ。

[E:note] うりさんにとって歌うこととはどんなことでしょうか。音楽とは?
うり: なんでしょう、すごく小さいころから普通にあったものなので、空気みたいにごく自然にそばにあるものですね。

[E:note] 音楽以外に自然にそばにあったものは? ファッションだったり本だったり、いろいろありますけど。
うり: 美容師になる夢もわりと早くから持っていて、中学生のころから考えていたことなので、高校を卒業するときには、やっぱり美容師になるか音楽かどっちにいこうか迷いましたけど、美容師にもなっておかないと後悔すると思ったので専門学校に行ったんですよね。

[E:note] 本格的に、たとえば、今回フルアルバムとかを出されてやっと一つ、自分がプロのミュージシャンとしてもやっていけるかな、と手ごたえがあったのか。もしくは、これまでのライブ活動を通してすでに実感されていることなのでしょうか。
007うり: 正直、最初は音楽で食べてはいけないと思いました。というより、音楽で食べていけるのがプロで、そうじゃなければ音楽は続けていけない、とまったく思っていなくて。美容師をやりながら歌っているという環境がちょうど良かったというか、ストレス発散にもなり、美容師のほうも音楽をうまくやることで楽しくできたんですよね。やっていくうちに、音楽のほうできちんと曲ができてたまってきて、ワンマンライブができるようになってくると、音楽のほうでだんだん欲深くなってきたんです。もうちょっと時間があれば、歌もうまくなるかもしれないし、曲も良いものが書けるかもしれないし、ライブもたくさんできるかもしれない、と。音楽に専念したいという欲がどんどん出てきた感じですね。

[E:note] フルアルバムを出せたことはうれしい?
うり: そうですね、曲ができるごとにどんどん好きなアルバムになっていきます。新しい作品がいちばん好きという状況ですね。

[E:note] いちばん思い入れのある曲というか、たとえば、過去に作った曲でシングルとして出したい、といった作品はありますか。
うり: そうですね、ライブで歌っていて、ついつい感情がノッてしまう曲というか、ひそかなランク付けはありますけど、とくべつ、「この曲はシングル化したい」という考え方はしていないですね。

[E:note] 来年はこんなことをやりたい! というのはありますか。
うり: 海外ツアーです!!

[E:note] どこらへんを目指しますか?
うり: この間、プロデューサーがぼやいていたんですけど、私は「ヨーロッパに行きます!」って言いました(笑)。

[E:note] うりさんの曲は日本語で聴いていますけど、どことなく外国の香りがしますよね。
うり: ジャンルとか聞かれるのがいちばん困るんですよ(笑)。

[E:note] 基本、聴いていてとても心地よいです。
うり: ありがとうございます。

[E:pen]中山うり公式ページ: http://www.worldapart.co.jp/uri/index.html

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