[E:note] ダンスを始めたきっかけは?
MIKU:3人ともバラバラの理由ですね。私は、7歳離れた姉が、ダンスがすごく好きで、高校でダンス同好会を作って活動的にやっていたんです。私、姉が大好きなので、末っ子だったし、超マネっこだったので、私もダンスをやりたい!って言って始めたのがきっかけです。ジャンルは違うんですけどね、姉はジャズ系でジャネットジャクソンとかで踊っていて。腰を痛めてしまってやめちゃったんですけど、私がYA-KYIMとしてやっていることをすごく応援してくれて、ライブも観に来てくれるんです。「何ならMIKUの後ろで踊ってあげるよ」って言ってくれて。でも、やんわりとお断りしています(笑)。
[E:note] ALISAさんはダンスを始めたきっかけは何ですか。
ALISA:わりと、自分の周りでダンスをやっている子が多かったんですよね。お互いでやろうか?誘い合って、2人よりちょっとだけ早く始めたのかな。ダンスのほかにもいろいろ習い事をしていましたから……。ピアノ、ドラム、スイミング、英語、でも何も役に立ってないんですよね(笑)。続いているのはダンスだけです。
YURIE:私は母の勧めですね。最初はバレエに通わされそうになって、私すごく運動が好きで外で遊ぶ派だったんですけど、そんなお転婆だった私にバレエ? みたいな(笑)。あのヒラヒラした格好をするのも恥ずかしかったんですよ。
[E:note] YURIEさん、バレエの衣裳が似合いそうですよ。
YURIE:いやぁ~そんなことはないですよ(赤面)。母がディスコ時代の人だったので、子供に習い事をさせるときの選択肢にダンスもあって、「それならダンスをやってみたら?」と勧められたんですよね。いま、ディスコブームが再来じゃないですか、たまに(ディスコに)行ってますよ。ビックリですよね!
[E:note] BBOY PARKには3人で出たんですか?
MIKU:いえ、そのときはいっぱいいました。その中には、ただキッズダンサーとして出られてうれしい! という子たちもいれば、そこからヒップホップに興味を持つ、私たちみたいな子たちもいて、気づいたら毎年BBOY PARKは外せない! 毎年通うようになって、何かこう一緒にやりたいねっていうのが、この3人だったんですよ。
[E:note] 趣味として、というよりも、真剣にヒップホップをやっていきたいと思ったのがこの3人だったというわけですね。
MIKU:あとは、行けばいくほど周りにいる先輩と仲良くなっていっちゃって……。YA-KYIMの場合はそれがすごく大きかったんですよね。通いすぎて、みんなの妹分みたいになっていっちゃった(笑)。
[E:note] 学校の友達よりも3人一緒のことが多かったのではないですか。
MIKU:3人で遊んでいるほうが多かった、毎日一緒にいたよね。
[E:note] ケンカとかしない?
ALISA:ないですね、当時からケンカとかしないし、いまもほとんどしないです。
MIKU :だから、誕生日とかクリスマスとかもね?
ALISA:何十年、一緒にやっているんだか……って感じで(笑)。
YURIE:何十年? 十何年でしょう?
ALISA:ああ(笑)。
[E:note] 毎年、一緒に誕生日を祝って、クリスマスも過ごして、誰か抜けていく人はいないのかな。
MIKU:寂しいことに、なんでか、こう、おかしいな!
[E:note] でも、そこまでみんながダンスに惹かれたのはなぜなんでしょうね。
MIKU:居場所を見つけられた、というか、学校は先生に言われたことをやって、遊んでみたいな。でも、ダンスって、振りを教えてもらった瞬間に自分のものにできちゃうんですよね。ステージでもどこで踊っていても、自分らしくいられる感じがして。あとは、私はちょっとほかの子と違う!っていうのがすごくうれしい年ごろだったのと、仲間や先輩が面白すぎて、ダンスをやりに行くっていうよりも会いに行くって感じでしたね。
ALISA:私もMIKUと同じように、踊っているときに自分らしくいられたし、イキイキもしていたと思うんですよね。やっぱり、机に向かうときよりも踊って楽しんでいたほうが自分らしくいられました。
[E:note] ALISAさんの場合、ダンス以外にもたくさん習い事をされていたわけですよね。
ALISA:ほかのものは、「今日は休みたいなあ!」と思うこともあったんですけど、ダンスだけは違うですよ。小学生のころって電車を乗るのも大変だったと思うんですけど、たとえば、ママとケンカして連れて行ってもらえないときでも、「一人でも行く!」っていうくらい一生懸命でしたね。
[E:note] YURIEさんはいかがですか?
YURIE:そうですね、童心に帰れるっていうか(笑)。
[E:note] 童心って(笑)。
MIKU:当時から子供でしょ!
YURIE:最初始めたころは、うまく踊れないからやっぱり必死っていうのはあったんですけど、うまく踊れたらぜったい楽しいっていうのを目指してやっていました。で、今はダンスをしていても、小さい子供が気ままに絵を描く感じですかね。考えない、っていうわけでもないんですけど、やっぱり思うままに楽しく踊れますね。あとは、私も習い事をやっていたので、ダンスをやるために諦めてきたこともたくさんあったので、ここは引けない!っていう思いはありますね。
[E:note] 諦めたこととは?
YURIE:たとえば何だろう……ダンスをしながら水泳も習っていて、けっこう本気でやっていたんですけどヒザを壊しまして、一度ブランクができちゃったんです。元のタイムに戻すためには相当やらなきゃほかの人にも追いつかない、そう小学生ながらも痛感したんでしょうね。ダンスと水泳のどちらかを辞めなきゃならないというときに、ダンスを選んだんです。
[E:clip]幼い日の3人の姿が目に浮かびますね。ダンスに魅せられ、どれだけ愛してきたかが伝わってきます。明日もさらにインタビューは続きますよ[E:shine]
[E:note]ヤキームオフィシャルHP:http://ya-kyim.com