[E:note]ライブ活動でそれぞれの方法で人々にメッセージを伝え、そうなると、YA-KYIM にとってのCDを出すことの意義はなんでしょうね。CDを出して変わったことは?
MIKU:やっぱり、もともとはダンスだけをやっていた私たちが自らマイクを持つようになってからは、もっと多くの人と音楽を通して繋がっていけたらいいなあと思ってきたので、自分たちのCDが全国で発売されるんだ、と思ったときは本当にうれしかったですね。東京に住んでいるので、活動の中心が渋谷とか限られた範囲でしか私たちのショーを楽しんでもらうことができませんでしたからね。CDになって、これで私たちの音楽を通した繋がりがもっと広がるなぁっておもいました。
ALISA:今までは、先輩や周りにいるすでにデビューされている方からパワーをもらったりメッセージを伝えてもらったりする側だったから。CDを出したことで、自分たちの放つメッセージの意味にも広がりが出たし、私たちの音楽を糧にしてもらっている、っていうのを直接聞くことができるようになりました。そういうことが一つずつ増えていくたびに、「自分たちのいる意味ってあるんだ」って実感できたり、音楽ってやっぱ凄い!って思ったり、今まで以上に本当に幸せを感じられるようになりましたね。でも、根本は変わっていませんよ、「音楽を通してみんなとハッピーになりたい」ってことは揺るがない気持ちですね。
YURIE:年とともにいろんなことを考えられるようになってきたし、たくさんの人からのさまざまな意見や考え方というのも自分に吸収されるものです。それをどう楽曲に落としていくか、その作業のような気がしますね。
[E:note]いまのYA-KYIMは、自分たちの満足度からいうとどのくらいですか?
MIKU:ぜんぜん、まだまだですよ。
ALISA:満足したら終わっちゃう気がするっていうのか、いつまでも満足しないからずっと先を見れる、進んでいけるんじゃないかと思います。
YURIE:そのときそのとき、1曲1曲作った作品に関しては満足しないと出せない。
MIKU:出せないよね。
YURIE:満足していない曲を出しちゃいけないと思うんです。そこは100%できるようにしていますけど。
ALISA:だから1つの曲に対して満足したら、まだ何かできるかもって思っていくことが大事なんだと思いますね。
[E:note]12月3日にリリースした作品に関しては、どのようなプロセスでできたのですか。
ALISA:今回は、私たちの音楽が聴いてくれた人のパワーになればいいなと思って作りました。それは前回も同じことを思っていたんですけど、自分たちの中では、“フレソン”(=“フレッシュ”なフレーフレーソング)というのが一つのテーマでもあったんですね。それと、ふだんから自分たちの周りにいる先輩たちに尊敬する気持ちがあるから、そのリスペクトをちゃんと形にして出せたらいいなあと思って。だから今回はリスペクトシリーズという形で4曲出しました。
[E:note] 米米CLUBをはじめ、SEAMO、童子-T&HI-D、Spontaniaと、YA-KYIMが"RESPECT"する5組の先輩アーティストが参加しているのですが、この方々を選んだ理由はあるのですか。
ALISA:まず米米CLUBさんは、もともと日本の曲の中でぜひサンプリングしたいと思っていたんです。大ファンでもあったし、日本の音楽シーンを作ってきた人たちだと尊敬していたこともありましたし、何より、米米CLUBさんたちは、音楽性はもちろん、ショーの見せ方なども自分たちにリンクするところがあるなってと感じていて。っていうのは、小学生のときに米米CLUBさんのショーを見て、見に来ているお客さんが全員ステージに上がっているような一体感があって、小さいながらもすごく衝撃を受けたんですよ。それで、いつか米米CLUBさんたちと同じステージに立ちたいと思っていました。
MIKU:一緒にステージに立ちたいって言っていたよね。当時、小学生のときにカールスモーキー石井さんとミナコさんの振り付けでイベントに一緒に出たことがありまして、ALISAがそういうことを言っていたのは憶えています。それもあって、今回、誰とやらせていただこうかを相談しているときに、米米CLUBさんが良いねって。それがきっかけですね。
[E:clip]YA-KIYMのインタビューは明日がラストとなります。最後まで読んでくださいね[E:shine]
[E:note]YA-KIYM(ヤキーム)オフィシャルHP:http://ya-kyim.com