[E:note]今回は番組発の作品ではありましたが、4年ぶりに音楽活動を再開されて、これを機会に今後本格的に活動されていく予定は?
矢口:私、「初めて何かする」っていうのが好きで、つねに自分のやったことがないことをやりたいなという気持ちが強いんです。今回はソロのデビューとして本当によい曲をいただいて、すごく勢いもあってよかったな、と。じつはそれで一括りだなぁと思っていて、今後、2枚目、3枚目を出していくかはまだわからないんですよね。でも、歌は大好きですから、ぜったい続けていきたいし、欲張らず地道にやっていけたらいいなって思っています。

[E:note]保田さんとのユニット結成がもし現実化したら?
File_0009矢口:圭ちゃんとは「ファンのみなさんへのメッセージソングみたいなものを2人で作りたいね」っていう相談をしていて。圭ちゃんが曲を作って私が作詞、それはCDとかじゃなく、ファンの方々に来てもらえるようなイベントで歌えるような曲にしよう、みたいな話はしているんです(笑)。すでに圭ちゃんの曲のほうはできていて、あとは詞ができればいい状態なんですけど、なかなか詞がまとまらなくて。「ファンの方に本当に支えられてきた」という私たちの大量な思いが1曲におさまらないんですよ。おそらく、いつかファンのみなさんにお披露目できる日がくるとは思います(笑)。

[E:note]自分で作詞をしてみたりすると、師匠のつんくさんの力を実感するのでは?
矢口:そうですね、センスがある方じゃないとぜったいできないな、という感じがします。つんくさんなんて、世間に影響を与えるような曲を、しかも新しいスタイルでどんどん出しているわけですよね。それは本当に尊敬するし、つんくさんの頭の中はどうなっているんだろう?って思う。モーニング娘。のころもいつも出来上がってきた曲に感動していました。

[E:note]今回ひさしぶりに歌手として歌と向き合って、改めて矢口さんにとって「歌うこと」とは?
矢口:そうですね、私にとって幸せな空間というか、歌っているときがいちばん楽しくて幸せを感じる瞬間なんで、その年齢に合った曲をずっと歌い続けていきたいな。確かにCDが売れない時代ですし、今後さらにどうなっていくかわからないですけど、ぜったい歌はなくなってほしくないと思うし、全部器械で作られるようなことになってしまったら寂しい。ポップスとか歌謡曲みたいなものが未来もあり続けてほしいなと思うし、自分もそういう歌を歌っていきたいと思います。

撮影/徐 美姫

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