Vol.1「今の時代に“神田川(2人で銭湯に行く)とかやっていたら写メ撮りたくなるじゃないですか(笑)」

―『時をかける少女』ですが、本誌の読者ですと、仲さんのお母さんの年齢になると思います。その年代というとNHKの少年ドラマ版や大林監督&原田知世版を見ていることになると思いますが…
image けっこうプレッシャーでした。でも私は別物だと考えて演じました

-アニメ版「時をかける少女」の主役の声優もされて、今回はとにかく走りまくる…それこそ“かける”少女だったわけですが、’70年代へタイムスリップするという感じは演じられて、どうでしたか?
新鮮でした。町並みとか…もちろん現代で面影を残しているところで撮影したんですけれど、“まだこんなところがあったんだ”っていう発見があって凄い面白かったです

―印象に残ったのがコタツのシーンなんですが、なかなか今のカップルで一緒にコタツにはいるなんてないじゃないですか
暖かい感じになりました。部屋の中には何もなくて寒いはずなのに中から温かくなる感じで。ピュアでドキドキ感がますというか、クリーンな感じがして、こちらの方がいいなと思いました」

―素足がでて、もじもじしていたじゃないですか。あれは監督のこだわりですか、それとも仲さんが演じて?
アレは監督のこだわりですね(笑)。けっこうこだわっていましたよ」

―映画の方は、最後は彼との残酷な別れ、そして記憶を消される…複雑なシーンですが演じられていかがですか・
なんだか分からないけれど心の中から悲しみが沸き上がることが、日常生活の中で、良くあるタイプなので、そんな感じなのかなと私は思いました。なんでだろう?なんで涙が流れるんだろうってことがあるので。でも難しかったですね。記憶が無いわけだし、どう演じていいか分からないところではあるので。

―「記憶は消えても、この思いは消えない」と映画のキャッチになっていますが、演じられて「時をかける少女」の見所を教えてください。
image 年々愛されていく「時をかける少女」という作品が、また違ったストリーで新しくなって、毎回違った感じで主人公の女の子が冒険したりがんばったりする。毎回の恋愛もピュアで、今も昔も恋愛は変わらなくていいなと思いました。若干、昔の方がロマンチックよりなんですけどね。だって、今の時代に“神田川(2人で銭湯に行く)”とかやっていたら写メ撮りたくなるじゃないですか(笑)。でも昔の方が、うらやましいなって、何でも出来て。恋人ぽっくて楽しそうだなって。

―今、なかなか出来ないですよね。
今は女性の方がリードする人が多いし、だからですかね。

―“神田川テイスト”って言葉を流行らせたいとか?
ふふ、“神田川ちゃう”みたいな(笑)

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