村上純 キム兄(木村祐一)がたけし&松本人志に監督で真っ向勝負の映画『ワラライフ!!』に主演!
――『ワラライフ!!』は映画初主演ということですが、これまで演技のご経験はあったのでしょうか?
「いえもう、これが初めての演技なんです」
――監督の木村祐一さんのオファーということですが。
「はい、そうなんです」
――その理由というのをお聞きになりました?
「テレビに僕が出ているのを見てくださってその上で僕に修一をやらせたらイケるかなと、映画の世界観を表現できると思って、キャスティングしてくださったと取材でおっしゃっていました。オファーがあったときはもうびっくりしましたね」
――演技自体が初めてでそれで初主演と聞いたときの感想はいかがでしたか?
「最初はどっきりだと思いました。だんだんと本当の話なんだと。すべてが初めてづくしでよくわからない状況でした。いろいろ処理するものが多すぎて頭の中がカオス状態なんですよ。もう身を預けるしかないという感じでした」
――では撮影もあっという間に終わった感じ?
「そうですね。初日がきて、これでいいのかなとか思いながら演じていって、だんだんと楽しくなってきたころには撮影はもう終りで。僕ができることといったら演技のことがまったくわからないので自分ができる限りのことをやろうという感じだったんですけど」
――改めて完成作をご覧になった感想は?
「いやぁ、素晴らしい映画だと思いました」
――ご自身の演技の感想は?
「下手なことしてないかなって思いましたね。一回目は客観的に見られなかったですけど2回目以降は冷静に見ることができました」
――修一という男性を演じるにあたって心がけたことはありますか?
「自分と年齢が一緒くらいでサラリーマンということで、自分の身に置き換えて演じました。人物像としては自分に近い感じだと思いました」
――見ている人はおそらく、修一はそのまま村上さんじゃないかな?と思うのではないでしょうか?
「ま、そうですね。似てないことはないですね」
――地に近い演技だったんですか?
「演技自体は地ですね。自分に近いキャラクターだったので普段の自分で演じたというか」
――恋人役は香椎由宇さんでしたね。
「香椎さんはやはりプロでした。そこに素人の僕が入っていて、スタートと同時にリードしてもらいました。というか、ついていった感じ。とても頼もしい方でありがたい限りでした」
――監督・木村祐一さんはどんな方でしたか?
「すごく優しい方でしたよ。怒鳴られたりすることはなかったです」
――修一を演じるにあたって監督からアドバイスされたことは?
「『普通にやってくれたらええわ』って。あとは細かい指導をしてくださいました」
――この映画の撮影をされていたとき、相方の池田さんは何をされていたんでしょう?
「池田はドラマの撮影をしていました」
――『ワラライフ!!』の出演を機に俳優業を今後もしていきたいですか!?
「仕事の一環としてお話がいただければまたやりたいなと思います」
――唐突なんですけど村上さんて静かな方ですか?
「静かですか?」
――お話してみて映画の中と変わらないなと、だから映画の中の演技は地なのかなと思ってしまいました。
「はしゃぐときははしゃぎます。取材のときははしゃぐという選択肢を取らなかった(笑)」
――そうなんですね(笑)。では、これまた唐突に、最近のワラライフ!!的な出来事とは?
「このひとつ前の取材でいただいたチーズケーキ。バレンタインの企画で持ってきていただいたんです。チーズケーキが好きだと言っていたら持ってきてくださって。見た目以上においしかったです。」
――では最後に映画『ワラライフ!!』のPRを読者にお願いします。
「大きな出来事や事件がない映画ですが、それだけに誰もが共感できる映画だと思います。映画を見て何か不満に思う部分があったら事務所を通じて僕に文句を言ってほしい、というくらい良い映画です。劇場にぜひ来てください!」
むらかみ・じゅん★
81年1月14日生まれ。東京都出身。03年に池田一真とともにお笑いコンビ『しずる』を結成。『爆笑レッドシアター』(CX)、『不
可思議探偵団』(NTV)などの番組で圧倒的な人気を博し、さまざまな番組、ライブ、ラジオで活躍している。本作が映画初主演となる。