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元宝塚トップスターの和央ようかが、伝説の女優、マレーネ・ディートリッヒの半生を演じた舞台『ディートリッヒ』が、2年ぶりに再演される。
映画『嘆きの天使』や『モロッコ』に出演して脚光を浴び、その妖艶な美貌で、世界中を虜にしたディートリッヒ。第二次世界大戦中には、祖国ドイツのため、反ナチスを掲げ、自ら前線に赴いた。そのとき歌った『リリー・マルレーン』は、彼女の代名詞ともなった。

演出、脚本、楽曲を一新して再演される今回、ディートリッヒの親友でもある歌手、エディット・ピアフを演じるのは、荻野目慶子。もともとピアフの大ファンで、20数年前、パリの墓地を訪れたこともあるという彼女は、47歳で亡くなったピアフと重なる年齢の今、舞台でピアフとして生きることに、大きな感慨を覚えるという。

9月末、本番前の稽古中の荻野目さんにインタビューした内容は次に続く。

おぎのめ・けいこ☆

’64年9日4日生まれ、埼玉県出身。’79年、舞台『奇跡の人』でヘレン・ケラーの少女時代を演じ、デビュー。その後も数多くの舞台
に出演。映画では『陽炎』(’91年)『いつかギラギラする日』(’92年)『忠臣蔵外伝・四谷怪談』(’94年)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受
賞。’11年には舞台『8人の女たち』に出演した。’13年は、1月に、舞台『阿修羅のごとく』(ル
テアトル銀座にて)に出演するほか、映画『つやのよる』の公開が控えている。

舞台『ディートリッヒ』

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脚本・演出/ 吉川徹
東京公演/10月29日(月)~11月4日(日)、青山劇場にて。大阪公演/11月16日(金)~11月18日(日)、森ノ宮ピロティホールにて。

 

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