「日本の小麦粉は乾燥気味ね」と、手際よくフランスの伝統菓子「サントノレ」を焼いてくれたのは、ダニエル・デルプシュ。フランス大統領の官邸・エリゼ宮で、’88年から2年間、ミッテラン大統領(当時)に料理の腕をふるった人物だ。片田舎で小さなレストランと料理教室を開いていた彼女に、思いがけず訪れた転機を描いた実話を映画化したのが、『大統領の料理人』だ。「大統領は『家庭的なおばあ...

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