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新撰組隊士の衣装を着て現れた2人。ともに180㌢を超える長身のため、抜群にカッコよく、絵になる光景だ。しかし、着ている側にはそれなりに苦労があるようで―。
八神(以下八)「草履を履いていると、足が痛くなってくるんです。ほぼ、素足でいるのと同じですからね。昔の人たちはこれでよく歩いていられたな、と」
馬場(以下馬)「走っていると、たまに石を踏んでしまったり。幸い、けがはしませんでしたけど」
八「ただ、今回は『パート2』なので、自分で草履が履けるようになりました」
映画『幕末奇き譚たん SHINSEN5弐 〜風雲伊賀越え〜』は、新撰組5人の友情を描いた時代劇エンターテインメントシリーズ第2弾。馬場徹は土方歳三、八神蓮は藤堂平助に扮(ふん)している。
馬「撮影に入る前に、土方さんが祭られている場所へ行ってパワーをいただいたので、それが顔に出たのかも(笑)」
と話すように、実際の人物と演者の顔が似ていたりと、新撰組ファンが細かい部分まで楽しめる内容になっている。
八「僕も藤堂平助について調べましたが、彼は写真がなかったんです。でもどうやら、割と背が低かったようで、外見的には僕とは似ていないのかもしれません。その分、台本から感じた人間性を意識しながら、演じました」
本作は、新撰組がおよそ300年前にタイムスリップして戦う、という異色の時代劇。殺陣のシーンも満載だ。
八「前回も殺陣のシーンは多かったので、勘を取り戻していく感じで、殺陣師の方とみっちり稽古をしました」
馬「僕はほかの作品でも、刀を使う役が多かったので、今回の練習もスムーズに運びました。これが、初めてだったら大変だったかもしれません」
八「たしかに馬場ちゃんは、覚えるのが早い! でも、僕も男の子なので、刀を振るのは好きなんです」
過去に何度か共演経験がある2人だけに、会話からは仲のよさを感じさせる。これが5人そろうと、どうなるのか? 撮影時のエピソードを
聞いてみると……。
馬「今回の撮影中、泊まっていた宿に、ほかの撮影隊の方々が来ていたみたいなんです。『誰⁉』と、みんなで騒いでいたんですけど、最後までわからずじまいでした(笑)」
八「さすがに、向こうのスタッフさんに『どなたの撮影ですか?』とは聞けなくて。だから、ロビーや部屋の前を通らないかなー、とか、中学生みたいな感じで、騒いでいました(笑)」
とても楽しそうな雰囲気だが、撮影には当然、真面目に取り組んでいた様子で、「お互いを知っているので、次の日のセリフ合わせができたりして、とても助けられました(八神)」とのこと。
取材中は、マイペースな八神の発言を、馬場が見守るという雰囲気だったが、作品のテーマでもある『友情』が2人の間にも流れているようだ。
馬「友情って、片思いみたいなところがありますよね。自分は向こうのことを思っているけれど、向こうはそうでもなかったり(苦笑)」
八「僕は引きこもるタイプなので、友達から連絡が来ても、家に1回帰ってきちゃうと腰が重くなってしまって……」
自由な発言で楽しませてくれた2人だが、スクリーン上では凜々(りり)しい表情で真剣勝負を見せてくれる。その落差も魅力かもしれない。
ばば・とおる(右)

’88年6月17日生まれ、東京都出身。おもな出演作品に、舞台『飛龍伝2010ラストプリンセス』『熱海殺人事件40years’ NEW』、ドラマ『ドルチェ』(フジテレビ系)などがある。
やがみ・れん(左)★’85年12月14日生まれ、愛知県出身。’06年ミュージカル『テニスの王様』でデビュー。おもな出演作品にドラマ『匿名探偵』(テレビ朝日系)などがある。

 

やがみ・れん(左)

’85年12月14日生まれ、愛知県出身。’06年ミュージカル『テニスの王様』でデビュー。おもな出演作品にドラマ『匿名探偵』(テレビ朝日系)などがある。

映画『幕末奇譚 SHINSEN5 弐〜風雲伊賀越え〜』

監督/佐藤 太 12月21日(土)〜、渋谷シアター・イメージフォーラムにて、’14 年1月11日(土)〜、大阪シネマート心斎橋にて公開

 

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