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堂珍「もともと私は4人きょうだいなんですが、自分が母親になったらこんなに子どもが増えるとも思ってなくて。1人目を産んだときに「もう無理!」と思っていたんですが、気づいたら5人……という感じです。5年間に4人なので、幼稚園も3人の手を引っ張って連れていったりしたことも」

 

岡本「私も5人に増えて、それぞれにたっぷり愛情を注ぐ時間がなくなって、寂しい思いをさせるのはいやだなと思っていたんですが、子どもたちは誕生日が来るたびに、『いちばんのプレゼントは、こんなにたくさんのきょうだいを産んでくれたこと』だと言ってくれているんです」

 

現役モデルの堂珍敦子さん(38)。堂珍さんは、’99年にファッション誌『JJ』専属モデルを経て、’04年に歌手の堂珍嘉邦さんと結婚。同年12月に第1子を出産してから、’06年、’09年、’14年に出産を経験(’09年は双子)。現在、4男1女の母である。

 

岡本安代さん(40)は、’99年に鹿児島読売テレビのアナウンサーとして入社。番組を共にしていた岡本善久アナと’01年に結婚し、同年に長女を出産。以降2年おきに子どもが生まれ、3男2女の母。

 

現役モデルと、現役アナウンサー。仕事も活動拠点も違う2人には、「5児のママ」という共通点があった。そんな、働く5児ママ2人が「奮闘と喜び」を本音で語り合ってくれました。

 

堂珍「いつかうちの子どもたちも、『あのとき楽しかったから、子どもたくさん欲しい』って思ってくれればいいかなあ」

 

岡本「この前、長女も『ひとりで食べるプリンより、みんなで食べるプリンのほうがおいしい』って言っていて。娘は自分ひとりで何でもやりたいと思っていたタイプだったので、この楽しさがもっともっと続くといいなと。大変なことは大変ですけどね。お米とかも、『セメント入ってるんですか?』、っていうくらい大きな袋に入ってる(笑)」

 

堂珍「唐揚げ用のお肉とか、キロ単位ですよね。牛乳も週に10本くらいなくなったり、子どもたちは卵が大好物なので、1日1パックなくなったりなんかして」

 

岡本「わが家も、油と醤油はリットル単位の大瓶です」

 

堂珍「毎朝5時起きで、夜は0時に寝られればいいほうで、子育てって大変なのは大変だけど、私が子どもを育てているというよりは、子どもを含めた私の人生を自分で頑張っているっていう感じですね」

 

岡本「私も、結婚と出産が理由で仕事を辞めたりはしなかった。というか、辞めたくなかった。家に帰ったら、育児以上の仕事はないなと思いますが、アナウンサーという仕事をしていくなかで、現場での人との関わり合いで得られる充足感があるんですよね。家で笑顔で育児していられるために、仕事で満足して、それを家に還元する、というふうに」

 

堂珍「両立させることで、自分の人生を切り開いていく私の姿を見ていてほしいなっていつも思います」

 

岡本「『仕事しているお母さんがすごく好き』、と娘たちも言ってくれています。そして、疲れて家に帰ってきたときに『手伝おうか』と言ってくれるような環境を、逆に子どもたちがつくってくれているのかな、と思います。世の中のお母さんたちは、分刻みのスケジュールのなか動いていますよね。ただそれを、ひとりでやるというよりは、家族みんなで回しているんだ、というような意識を生み出すことがいちばん大事なんじゃないかな」

 

堂珍「主婦って、買い出しとか晩ご飯の支度とか、夕方からが第2ラウンド。休んでいる時間はないので、リフレッシュといえば、お風呂にゆっくり入るくらいで。なかなかスケジュールどおりに進まないですよね。さぁみんなで出かけるよってなったときに、子どもたちが『トイレに行きたい』とかしょっちゅうで。さっきからこの時間に出るよって言ってるじゃん!みたいな(笑)」

 

岡本「怒ったり、カチンときたりすると、自分も損だし、5人もいると怒ってる時間ももったいないですよね。時間の使い方が上手になったし、心が広くなりました(笑)」

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