image
『所属事務所提供』

 

 

2カ月半に及んだ入院生活を本誌“病床インタビュー”で明かしてくれた南部虎弾(65)。8時間に及ぶ心臓手術と生死の境をさまよった闘病生活を支えているのが由紀夫人(47)だ。

 

「カミさんは、入院期間の75日のうち70日は病室に通ってくれていますね」

 

これまで家族についてほとんど語ったことがない南部。今回、初めて愛妻との暮らしを本誌に明かしてくれた。

 

「出会いは、まだ彼女が下田(静岡県)の高校生だったころ。当時、友人に連れられて僕が所属していたダチョウ倶楽部の公演を観に来たのが、最初です。私が36歳、彼女がおそらく19歳のときから付き合い始めて。結婚したのは、ちょうど電撃ネットワークがデビューしたのと同じ90年でした」

 

新婚時代は、夫人が下田に暮らし、東京で仕事する南部とは別居状態が続いた。

 

「やっと一緒に住めるようになっても、お風呂もなく鍵のかからないような6畳一間で2年ほど結婚生活をしていましたよ。電撃ネットワークもまだ売れていなくて、当時はかなり厳しかったです」

 

そんな下積み時代を支えてくれた夫人は、今回の入院でも献身的に看護してくれた。

 

「疲れてしまうだろうから、カミさんに『たまには休みなさい』と言うんですが。病院内を見ていると、入院患者にはご高齢の男性も多い。でも、看護師さんのお尻を触ったりしていますよ(笑)。私はそんなことはしないですけれど、カミさんには『たまには(私のお尻を)触らないとダメよ』なんて言われます。いまは寝ている時間が多いので、体をほぐしてほしくなるんです。それで、カミさんには肩や腰をマッサージしてもらっています。私は、カミさんをマッサージ機か何かと間違えているのかもしれませんが、それはそれは大切にしていますよ」

 

照れ隠しか、憎まれ口を叩いた。結婚して27年、ずっと夫婦だけの2人暮らしだそう。

 

「子供はいません。もしかしたら子供がいないから上手くいっているのかもしれませんね」

 

夫人の手厚い看護もあって、徐々に体調は回復し、退院も近そうだ。

 

「退院したら、カジノができたシンガポールにひさしぶりにカミさんと行きたいですね」

 

おなじみの過激なパフォーマンスからは想像できない、“愛妻家”の素顔を披露した南部だった。

関連カテゴリー:
関連タグ: